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これまでの10年のこと、それぞれのこれからのことをききました。
JAMではじめての製本注文をしてくれました。 MONさんにきくZINEのこと
レトロ印刷JAMではじめての製本注文。

JAMで最初に製本の注文をしてくださったのが、MONさんなんです。

最初にJAMで作った本のこと、教えてください。仕上がりはどうでしたか?

『はるのおくりもの』という、犬の絵本です!

もう7~8年くらい前になりますが、今でも増刷して販売してます。

あの時は一番最初、もうピンポイントで、とにかくクラフト紙に白と黒っていうのをやりたかったんです。

本を注文する前にもJAMさんにはフライヤーをお願いしてて、ギャラリーも使わせてもらってて、

ポロッとその流れで、冊子も行けますよって聞いたので注文してみました。

その当時は私はフォトショップも使えなくて(笑)

え?手描きだったんですか?

そう。手書きのトレース台で。

全16ページ、2色印刷を、全部手描きを持って行って、コピー用紙にトンボ印刷しても

らって、面付け用の紙もいただいて、それに貼り付けて、入稿してました。

とくに冊子で2色とかにすると、面付け大変じゃないですか。(笑)

それが全然できなくて、1枚ずつで入稿してたんです。

小林さんに面付け料金いただきますよっていわれたのは今でも覚えてます。(笑)

仕上がりはどうでした?

その時は、仕上がりとか出来の良し悪しじゃなくて。わ~!!って感じで、ただ嬉しかったです。

表紙にトレペってのがめっちゃかわいい!って思ってて、それがはじめて実際にできた瞬間だったから。

そのあと4~5種類くらいJAMさんにお願いして、今でもサイトとかイベントで販売させてもらってます。

ZINE DAY OSAKAのこと

最近ではZINE DAYも開催していただいてます。台湾も。

ZINE DAYというイベントのきっかけを教えてください。

学生のときは自分でそういうイベントによく出展してたんですけど、

働き出してから忙しくなって、行かなくなりました。

12年くらい前、それまでエッセイを連載していた雑誌がなくなって、旅行に行ったときのこととかを

描ける媒体がなくなってしまって、だったら自分でやろうかなと思ってZINEの制作をはじめたんです。

 

制作といっても入稿とかの知識もなかったので、コピー用紙に描いたやつを、プリンターの

コピー機能だけ使って、印刷して切って綴じたものを2種類くらい作って、勝手に

友達に送りつけたりしてたんですよ。ZINEといえばそうなんですけど、そのころZINEって言葉は

知らないし、販売とかじゃなくて、勝手に送りつけてたんです。(笑)

 

その後、大学で教えるようになったのですが、学生に、同人誌とか即売会のことを教えてもらって、

今こんな感じなんだって知ったんです。

JAMさんを知ったのは、大学のアシスタントの子が使ってたのがきっかけです。

そうやって今のZINEとかの流れを知って、コミティアとか、アートブックフェアにも出るようになったんです。

でも、だいたいひとりで出てるし、出展者さんやブースも多くて、とても見て回れない。

それはそれで楽しいんですけど、やっぱりもっともっと少人数で、ゆる~いのがやりたかったんですよね。

そんなことを、当時から熊谷(ZINE DAY共同主催者)にも話していたんですが、もう

ちょっと作ってる人たちが、お互い話せるような空間がいいかんじゃないかなとか、出展者さんが

お金かかるのは負担になるなとか、そんなことをざっくりと考えている期間が、1年半くらいあったんです。

その頃にちょうどJAMさんが移転されて、わりと大きなスペースがあるって聞いて、こんなことできたらいいな、

とお話したら、いいんじゃないですかって。それで、やらせてもらってる感じですね。

開催してみて、どうですか?

正直な感想は、イベントやるのはちっちゃくても大変だなあって思いました。(笑)

気弱なので、誰もこなかったらどうしよう!と思ってたんですけど、

じわじわ出展者さんもお客さんも来てくださって、このくらいの規模も、出展料も丁度いいかな~って

思っています。出展料は500円とか1000円なので、必要経費はそこからどうにか、という感じです。

ZINEの好きなところ。

MONさんが思うZINEとは?

同人誌も、ミニコミも、政治的なものも、立派でも、そうじゃなくても、色んなのがあって全然いいんですけど、

個人的に思うのは、本当にちょっと何か言いたいとか、ちょっと描いてみたいから、

作ってみたっていうものがいちばん好きですね。

もちろんグラフィックに凝りたいとか、体裁めっちゃ凝ったかっこいいのも好きですけど

ほんとコピーで作っちゃう、みたいなやつ。

 

台湾のZINE DAYに行った時に、遊びに来ていた男の子が、買う気はない感じだったんですけど、

テイクフリーのZINEをもらってくれて。そうしたら、「ZINEもらっちゃったし、これ僕が作ってる」って、

ZINEを3部くれたんです。本当にコピー用紙をA7サイズくらいに折った、鉛筆で描いたやつで、

通し番号みると、50号くらい作ってるみたいで。

それはもう、まさしくZINEだなって!こんな出会いこそ、刺激になったりしますね。

これだからやめられないな!って思いました。

10のことアンケート

1.ここ10年のことを教えてください。

2.普段のお仕事を教えてください。

滋賀にある成安造形大学でイラストを教えてます&イラスト、エッセイ、マンガ、翻訳などのフリー仕事。

3.JAM のことを知ったきっかけは?

大学で教員をするようになって1〜2年したころ、職場の子が作っていた展覧会のDMの印刷が気になって、聞いてみたらレトロ印刷でした。気になりすぎて、その数週間後に当時小さかったお店に、まだ印刷を頼むでもなく、こっそり(別にこっそりじゃなくていいんですけど)行ってみました。

4.JAM との関わりで、一番印象に残っていることは?

もう、こちらがお世話になりっぱなしで、ZINE DAYもそうですが、提案させていただくこといろいろと懐深く真摯に楽しみに考え、関わってくださって、いろいろ実現しちゃってます。 いろんな挑戦されるのを拝見していて、中でもすごいなーと思ったのは、スリマッカ枠の開発です。

5.10年前、不安だったこと、今どうなっていますか。

10〜15年前ごろは、仕事に関して(連載してた雑誌がなくなったりとかで)生涯で一番不安な時期でしたけど、とりあえず、流れ流れて生活できてます〜。15年くらい前、そのときは特に引っ越しのことなどがいろいろ不安で、つい遊園地の魔女の館(占い)に入ってしまい、不安だったら墓参りに行けって適当に(じゃないのかもしれませんが)言われたんですが、ついでの時間で仕事のことをみてもらったら「あなたは先生がいい」って言われて速攻「それだけは絶対ない」と言ったことを、しみじみ思い出すことがあります。。。。わたしが先生やってることが、わたし以外のみなさんにとってほんとにいいのかどうかは今だにわかりませんが。なので、若いうちに、あんまり自分のこと分析とか、なりたい自分とか考えないほうがいいですね。

6. 息抜きの方法を教えてください。

ひきこもる。または、近所のファミレスにひとりで行ってダラダラする。

7.仕事をする上で一番大切にしていることは何ですか?

誠意とフェアネス。

8.ここ10年で一番衝撃的だった「ことば」「人との出会い」など、教えてください。

いろいろありますけど、「創作」みたいなことでいうと、5−6年くらい前、香山哲さんが主催されているパブリッシュゴッコっていう自費出版物に興味がある人の集まりに行った時にいたかたで、突然マンガ描きたくなったんでざーっと描いてコピーして居酒屋とかで配ってるって人の話が衝撃的でした。もう、それ基本じゃんって。自分は小さい頃からものすごく刹那的なんですが(ノーフューチャー的)、同時に、ちまちま弱気でそういう自分も好きなんですけど、なんかもっと、いろいろ大きくなりたいなあと思いました。ただ、実際自分もそうしたいかというとそれは案外違っていて、わたしは人に話せるネタを拾いそれをどう語ろうか考えることが本質的に好きだし(がんばってそうしようとしているのではなく、やってしまう)、まとめかたや見た目を整えるのが好きだし、ものの出来のトータルで考えることや、わかりやすさなんかを考えたり、どうとられるかを考えたり(好かれたいではなく)するのがとても好きだけど、自由な表現とかできないコンプレックスもあるかな。作るもの以外では、わりとやりたいことやってきましたが、ほんとは作るものこそ、そういうのに、むっちゃ憧れてます。

9.この先の10年、会いたい人はいますか?

ヴァーモントのBread and Puppet Theater主宰者のPeter Schumannに会いたい。1934年生まれだから急ぎたい。

10. 次、挑戦しようと思っていること、教えてください。

上の9もそうなんですが、行きたい場所のほとんどが、車がないと無理なんで、ペーパードライバー講習に挑戦したいというか、しなきゃと、もう10年思ってます。

MONさん お仕事:イラスト・エッセイ・翻訳・大学教員 JAM歴:JAMと知り合って8年 レトロ印刷JAMで最初に製本の注文をしてくれたMONさん。最近では毎年秋に、ZINEDAYOSAKAというイベントも開催していただいております。

▶MON WORKS

▶ZINE DAY OSAKA

JAMではじめての製本注文をしてくれました。

MONさんにきくZINEのこと

インタビューをすすめる前に

まずは、創設者2人にききました。

はじめに

なんでインタビューするのかというと、

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