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これまでの10年のこと、それぞれのこれからのことをききました。
JAM初のオリジナルの紙、富士わら紙をつくってくれた 富士共和製紙小林さんにきく紙のこと
レトロ印刷JAMのオリジナルの富士わら紙

小林さんはなぜ製紙会社で働いているんですか?

自然とですね。

富士市は紙の街なので、そこで生まれ育って、自然と気が付いたら、製紙業界で働いてましたね。

元々の仕事は紙業界じゃなかったんです。広告代理店で働いていたんですが、

親も製紙業界の人間だったのでね。

昔から製紙業界=富士=ほのぼのとした雰囲気がありまして

そんな大義なく、自然となってましたね。

オリジナルの紙を作りたい!と代表がお話した時、印象はどうでしたか。

正直、最初の印象って覚えてないんですよね。(笑)

最初は「バウム」として商品化してもらってるうちの紙を使っていただいて、何度かお話させてもらってる中で、

山川さんの方からオリジナルの紙を作りたいとご提案いただきました。

 

最初はレトロ印刷でも特に人気のあるわら半紙をオリジナルで作りたいというお話だったので、

昔のわら半紙みたいな紙を作ることになりました。

 

うちの会社は元々、富士市にあるので、

水も富士山の伏流水っていう地下水(富士山の雪がとけた水)で作っているので、

いっそのこと、地元の富士市のわらでできたらいいなっていうお話で

地元の農家さんに協力していただいて富士産のわらをいれましょう!となりました。

収穫するイベントもさせていただきましたね。

※実際に富士わら紙に入っているわらです。

紙をつくるってイメージよりずっとエコ。

紙をつくるってどうゆうことか教えてください。

みなさんが思うイメージよりずっとエコですよ。

とある企業が請求書の紙をデータにすることで「環境破壊を防ごう!自然破壊を阻止することにつながるよ」

という広告を出されていて、悪いイメージがついていると思うんです。

 

紙をつくる=森林伐採、自然破壊と思われがちですが、

製紙会社が紙をつくるために森林をマイナス効果に伐採することはないんです。

実際、日本の森林資源を切って紙をつくることは、ほぼありません。

海外から輸入して、日本で紙を作ってます。海外から輸入してくる原料についても植林して、

森林資源がマイナスにならずにプラスになるように

何十年も前から植林をしているものを伐採して材料にしています。

 

針葉樹は成木になるまでに4~50年かかるので

4~50年前に植えてやっと使える。毎年毎年植林してマイナスにならないように、

育ったものだけを使っている。

そして、実際には木を製紙原料だけのために伐採することもあんまりないんです。

全体量からするとわずかなことなんです。

大半は住宅とか、家具とか。当然、形を整えるので、丸い木から四角い柱をとる。

そうすると、大部分外側が廃材になる。ゴミが出てきますね、それの行き場が製紙原料。

これがほとんどメインですね。あとは、古紙と植林の木。

この3つが出所で、1番はごみ、2番もごみ。3つ目が調整として植林木。

紙なんて元たどるとゴミで作られてるんですよね。笑

大体、日本の紙のリサイクル率って少なくみても60%程です。

60%がリサイクルなので、いかに新しい原料を投入している割合が少ないか。

リサイクルの観点からすると、他の業種から比べると高いリサイクル率なんですよ。

でも、あんまりこういうことが情報として、一般の消費者に伝わってないんですよね。

4000年前から作り方は変わらない。

この先の10年、紙はどうなると思いますか。

そうですね、10年そこらじゃ変わらないですよね。

紙をつくる原理は4000年変わってないんです。紙が世の中に登場してね、中国と同等くらい。

紙の原料が別になるような、そんなビッグな変化はないでしょう。

基本的には何も変わってこなかったんです。

機械で大量生産ができるようになったとか、そういう変化はあるけど、

原料や、作り方は変わらないんです。

今だって、大手の立派な企業も手すきの職人さんも基本原理は一緒。

4000年の変化がここ5~10年であるかっていうとね、なんとも言えないですね。

でも、ひとつ。

5年くらいを目処に、今世間で騒がれているあの、セルロースナノファイバー(CNF)が普及してきますね。

そうなると4000年の中でもちょっと大きめの変化が紙にも起こるかなっていう気がしてます。

 

紙の原紙っていうのは、木からとってるもので、セルロース繊維っていう繊維なんです。

その原料をナノ化していく技術が業界で進んでいまして、もうナノの段階まで細かくした繊維があれば、

理論上は、透明な紙になる。

むずかしいんですけど、密度が100%に均一になると全部透明になる。

 

なので、CNFを原料にした紙はガラスの変わりになったりするかもしれないですね。

強度も、強くて、軽い。

近い将来、紙が原料になった車もできるかもしれない。

想像すると怖いけど、車も飛行機もできるかもしれないですね。

10のことアンケート

1.ここ10年のことを教えてください。

仕事の過去10年 振り返っても目の前の課題に忙殺され記憶がありません。

仕事の未来10年 過去10年と同じように過ぎて行くのかなと思いますが、後身に道筋は残したいと思います。

プライベート過去10年 スキーが大好きからゴルフ大好きのウエイトが逆転した。

プライベート未来10年 子供の影響でロードバイクにチャレンジしようかなと考え始めたところ。スリムになってるかな?

 

2.普段のお仕事を教えてください。

普段は営業として、電話でお客様の対応を行なう毎日。月に5回程度全国のお客様の所に出張で訪問する。

3.JAM のことを知ったきっかけは?

御社からお電話を頂き知りました。

4.JAM との関わりで、一番印象に残っていることは?

紙が好きだなとの印象。

5.10年前、不安だったこと、今どうなっていますか。

多分、いまでも不安だと思うが、何が不安か思い出せません。

6. 息抜きの方法を教えてください。

趣味=ゴルフで発散。スコア次第では逆効果も多々ありますが。

7.仕事をする上で一番大切にしていることは何ですか?

ただベストを求めて考える。

8.ここ10年で一番衝撃的だった「ことば」「人との出会い」など、教えてください。

日々、色々な言葉・人に感化されていますが、明確な記憶として残っている事は今考えて

出てきませんが、小さな積み重ねが今の自分を形成しているのかなと思います。

9.この先の10年、会いたい人はいますか?

今お付き合いがある方、全員。

10. 次、挑戦しようと思っていること、教えてください。

おなかをへこませてみようかなと思っています。

富士共和製紙 小林さん お仕事:富士共和製紙㈱ 営業 JAM歴:JAMと知り合って4年 レトロ印刷JAM初のオリジナル紙、富士わら紙を作っていただきました。 第3回紙マーケットの際、ゲストとしてトークショーに来ていただきました。

JAMではじめての製本注文をしてくれました。

MONさんにきくZINEのこと

インタビューをすすめる前に

まずは、創設者2人にききました。

はじめに

なんでインタビューするのかというと、

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