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これまでの10年のこと、それぞれのこれからのことをききました。

JAM初のイベント「一筆箋展」を開催してくれた

オソブランコさんにきくクリエイターと仕事をすること

レトロ印刷JAMはじめてのイベント「一筆箋展」

レトロ印刷JAMになって、はじめてのイベントが一筆箋展なんです。

開催のきっかけを教えてください。

白木さん(以下 白):一筆箋展のきっかけは、いぬんこさんっていう作家さんとJAMさんのお話だったんです。

貝川さん(以下 貝川):丁度、JAMさんもスピード印刷からレトロ印刷になったばっかりの時で、

とにかくいろんな作家さんに知ってもらいたいから、何か一緒にイベントでけへんかなということでした。

いぬんこさん自身は作家さんなので、そういうことには慣れてらっしゃらなくて

うちやったら場所提供できるし、なんか一緒に考えようかっていうことで、イベントさせていただきました。

なんで「一筆箋」になったんでしょうか?

白:その頃に仕事上、納品書とか請求書にひとことつけたい、っていうのがあったんです。

貝川:「一筆箋」っていう言葉がそこまでメジャーじゃなかったから、「一筆箋」ってなんですか?って

結構聞かれましたね。作家さんと一緒にやるイベントとして、みんなにプラスになるように考えたんです。

白:ちゃんと商品として売れること。それと印刷して、カットするだけで、それ以上の加工や手間がない。

貝川:ちゃんと使えて、感覚としては新しい!っていうのが一筆箋でしたね。

やってみてどうでしたか?

2人:よかったです!

白:自画自賛じゃないですけどそのころ「一筆箋」って検索すると、ほぼそれがでてくる状態だったんです。

それくらい「一筆箋」っていうワードが馴染んでなかったんです。

あとは、印刷見本としてはすごいよかったです。

 

一番の目的は「レトロ印刷」の販促イベントだったので、その点も、

みんなが嬉しいイベントになったと思います。

貝川:50名の作家がそれぞれ紙も色も選んでいただけて、見に来たお客さんが印刷のサンプルとして、

レトロ印刷の資料もすごい嬉しそうに持って帰ってましたね。

白:あとは参加してくれる作家さんも

作る側としてJAMに興味あるけど、データの作り方がむずかしいっていう声が多かったんです。

でも、いぬんこさんがあくまでわたしの作り方やけどって言って、

一例で、作り方の説明みたいなものをわかりやすく作ってくれたんですよ。

 

1回目は2016年に開催した2回目とちがって、イラストレーターさんだけじゃなく、

いろんなジャンルの人に声かけたんです。

デザイナー、イラストレーター、作家、ギャラリーを運営している人とか、いろいろ。

印刷を使う人って、イラストレーターさんだけじゃないんで、

もっと普段事務的なことしている人も、自分で簡単にオリジナルが作れるとか、

むずかしいもを作らなくてもいいっていうことがちゃんと伝わったと思います。

オソブランコのこと

オソブランコさんはお店をだして何年目なんですか?

貝川:2001年の7月から、16年目ですね。

未だに引っ越しする度に、新しくできました?っていわれるんですよ。

そうですって言ってます。ずっとフレッシュな感じでいきたいと思ってね。

オソブランコっていう名前はどういう意味なんですか?

貝川:スペイン語なんです。しろくまっていう意味。おそが熊、ブランコが白。

私がずっと「オソ」っていうハンドルネーム使って、熊の絵とかをサイン替わりにしてたんですよ。

白:で、私がずっと白っていうのをサインにしてたんです。

そのころはフランス語が流行ってたんです。基本的にはなんでもよかったんですけどね。

貝川:でもフランス語なんて読めやしないしね、抵抗があったんです。

なんかかわいい音でよんでもらえるのがよかったんです。

2人でお店やろう!というきっかけは?

貝川:バイトがもともといっしょだったんです。

私自身が漠然と、30歳なるまでに自分は、これやってるよっていうのが欲しかったんです。

私は雑貨屋兼カフェをやりたかったんです。そして白木さんが雑貨屋ギャラリーをやりたかったんです。

だから最初は雑貨屋件カフェ兼ギャラリーをやってたんですよ。

雑貨屋なのにクリエイターとの商品をつくっているのはなぜなんでしょうか?

貝川:雑貨屋さんっていうのもね、アンティークよりかは作家さんの商品を扱ってたんです。

白:作家さんの商品を委託で扱って売るお店をしたいっていうのが

私が雑貨屋さんやりたい一番の理由だったんです。

芸術系の学校を卒業しているので、友達で作家活動してる人が多かったんですよ。

それを販売するお手伝いみたいなことがしたかったんです。

だから、展示もできるようにって、ギャラリーもやりたかったんです。

作家さんはどうやってみつけてくるんですか?

白:オープンしたての頃が雑貨屋ブームだったので、

お店をやってるとどんどんみなさん売り込みにきてくれたんですよね。

ほんとにいろんな人が知らない間にやってくるんですよ。

貝川:ちっちゃいギャラリーもすっごい多かったんですよ。

特に堀江だったんでね。

白:ここに寄ったらここもついでに、っていうスタイルでね。

新しいお店も絶対のぞきにいって、自分の目でみて決めることをみんながしてましたね。

貝川:どんどん作家さんはうまれてきて、展覧会もまわっていくと思うんですけど

最近は作家でいきていくってことに夢もてへんのかな。

どんどん減ってきて、新しい子がやりたいですって売り込みにくることは

少なくなってきたなって思います。

白:例えばてづくり系のものも、昔は売り込みも多かったんですけどね。

今はネットで発表できてしまうんで、

手数料できるだけ払いたくないし、

アプリで出したほうが作家さん自身が直接、お客さんの反応も知れる。

直接的にお客さんと接してるような感覚になる人が増えてきてますね。

お店に置くとなると、店の人と付き合わないけないし、納期せかされたりね、

もうワンクッションがあるじゃないですか、人間関係もね。

どんどんそういうことを省略してるんじゃないかなって思いますね。

最近は売り込みがないんですか?

2人:全然ない!

貝川:うちも基本企画で展示をやっているので、場所貸しをそんなにしていないんです。

規約とかありますか?って問い合わせがあって、

企画でやってるので、どういうことがしたいか持ってきてねって伝えるんですよ。

自分やったらね、もしかしたら無料でできるかも!って、プレゼンしにくるかなって思うんですけど、

そうですかって、去って行かれる。

一回みせてみたらいいのに!って思ってしまいますね。

白:プレゼンするって勇気いるもんね、自分否定されるもんね。

貝川:否定しそうにみえるんかな。2人もいるもんね。(笑)

アンケートに答えていただいて、

「5年くらい前から心を開いた」とあったんですけど、、、

貝川:すっごい人見知りやったんです。5年くらい前に、これじゃいかん!と思って。

白:普段から2人やから、強いといえば強いじゃないですか。

自分たちの店の中におるときは主やし、2人で納得していればいいし、慰め合える。

だから大きな顔してられるんだけど

一歩外に出ると、内弁慶な性格がね、、、そこは似2人てると思うんです。

自分たちから営業するのがすごい苦手だったんです。

だからさっきのプレゼンしない人の気持ちもわかるんですけどね。

なんで飛び込んでいかないの、っていうのとその反対の気持ちは自分の中のあるんです。

その期間が結構長かったんですけど年をとるっていうのは大きなことで

何かが外れていくし、このままじゃいけない!って思ったんです。

貝川:いい加減もじもじすんのもな~ってね、(笑)

心開いてみたら、みんな優しかったんで、楽しくなってきて、やっと友達が増えてきたんです。

白:しんどくなった部分もみんながアドバイスで助けてくれはるんです。

嬉しいし、がんばらなって思えて、やっと外でていこうっていう気持ちになれました。

貝川:JAMさんもそうやと思うんですけど、やっぱり手紙舎さんの存在も結構大きくて

蚤の市とかで横のつながりも増えて、気持ちが楽になりましたね。

みんな思ったよりも、冷たくないなって実感できたんです。

居心地のいい場所をつくる

次は何をしていきますか?

貝川:イベントに出店するとか、外にでることは楽しいんですけどね。

お店の散らかりようが、、、

これからはちょっと中のことを整えていこうと思ってます。

白:ボロボロとはいえ、せっかく広いスペースを借りているので

ここにきて楽しいなって思えるようなお店にしたいですね。

居心地のいい場所を作りたいんです。

学生の頃だと美術室でほっとする、みたいな空気があるじゃないですか。

それよりは大人な感じがいいんですけど、いろんなことやってきた人達が

ここ来たらほっとするような、

ここきたら誰かと出会えるとか、そういう場所になった方がいいなって思っています。

貝川:JAMさんとかほんとにいいなって思います。

みんなが来て、使えるスペースがある。あんな贅沢なことはないですね。

白:ビニールカーテンやったころも知ってるので、どんどん大きくなってすごいなって思います。

貝川:そう、だからうちもお店として、もうちょっとだけちゃんとしようと思ってるんです。

広くて持て余してるギャラリーをもっとちゃんと使ってもらえるようにね。

白:買い付けに行って帰ってきたら本当に思いますね。

かわいい店とかいっぱいみて、2人でこうしようああしようって話をたくさんするので、

実行していきます。他の仕事でなかなか手がつけれないこともあるんですけど、

次やりたいことはそれですね。

貝川:外に出店するのももちろん、楽しいし、繋がりを広げられるんですけど、

自分の店より出店した方がお客さん来るとか、それだけはいいたくないです。

お店にいる比率をもっとあげなきゃいけないと思っています。

さっきもお話してたんですけど、お店にはいろんな人がくるんで

嬉しいサプライズがあるんですよ。いろんな風が入ってくるので、

自分たちのお店で楽しみたいって思っています。

10のことアンケート

1.ここ10年のことを教えてください。

時代に人に出会いに流されようやく「らしさ」が輪郭をなしてきたかもという感じです。

あと、5年前くらいに心を開き、最近お友達が増えてきました。

2.普段のお仕事を教えてください。

布モノをつくったり、紙モノをつくったり、作家さんを紹介したり。

3.JAM のことを知ったきっかけは?

いぬんこさんの素晴らしいレトロ印刷作品の数々。

4.JAM との関わりで、一番印象に残っていることは?

2008年の一筆箋展、2009年のA3ペーパー展、2009年のツヤプリポストカード展、そして昨年2016年の再びの一筆箋展。

コラボさせていただいた4つの展覧会すべてが強く心に残っています。

5.10年前、不安だったこと、今どうなっていますか。

「女性二人なんて絶対続かない」とみんなに言われましたが、なんとか続いています。

6. 息抜きの方法を教えてください。

食べる、飲む、旅する。

7.仕事をする上で一番大切にしていることは何ですか?

関わる人がみんな楽しめるよう。

8.ここ10年で一番衝撃的だった「ことば」「人との出会い」など、教えてください。

makomoさん...この上なくゆるい衝撃はいまだ続いています...。

9.この先の10年、会いたい人はいますか?

敬愛するクリエイターの方々。まだ見ぬ才能。

10. 次、挑戦しようと思っていること、教えてください。

無理せず海外。

オソブランコ

白木かおりさん・貝川晶子さん

お仕事:雑貨店、ギャラリー、雑貨制作

JAM歴:JAMと知り合って9年

レトロ印刷JAMでのはじめてのイベント「一筆箋展」の開催。

その後も「A3の可能性展」「ツヤプリ展」など、販促につながるイベントを一緒に開催していただいております。

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JAMではじめての製本注文をしてくれました。

MONさんにきくZINEのこと

インタビューをすすめる前に

まずは、創設者2人にききました。

はじめに

なんでインタビューするのかというと、

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