シルクスクリーンで写真って刷れるの?

シルクスクリーンで写真のデータを刷りたい!モノクロ写真をTシャツに…想像すると格好いいですよね。
データのグレー部分は、網点(ドット)での製版となります。シルクスクリーンは手作業なので、(※業者さんは機械ですけどね!)濃淡の表現が難しいんです!仕上がりが均一にはなりません。
では、実際に実験してみます。元の写真がコチラ↓

このまま特に何も調整せずモノクロにします↓

製版した物がコチラ↓

よくわかりませんね。笑 刷ってみましょう!

お、意外とキレイに刷れる…(もっと潰れるかと思いました。)

アップで見るとこんな感じです。小さな網点(ドット)になっています。孔が小さい分、インクの目詰まりに注意です。良い感じかと思いきや、刷る時の力の入れ具合で仕上がりが変わります。

一部潰れて真っ黒に!暗い写真は潰れそうですね。では、他の写真も実験です!

こちらが元の写真

そのままモノクロに

仕上がりが1枚ずつ違いますね。左上は割といい感じですが、左下は真っ黒!

次はコチラ!

モノクロに!

はいっ!

手のしわの感じがそれぞれ違います。背景の暗い部分はやっぱり潰れがち。 

次!これは暗い!暗いぞ!

モノクロに!

大分暗いです。

手の中がほぼ潰れますね。左上はまだマシかなぁ…暗い写真は危険。

SURIMACCAおじさん

モノクロおじさん

網点おじさんになりました。

やっぱり力の入れ具合で仕上がりが違いますねぇ。そして気を付けたいのが版の目詰まり!網点は小さなドットの集合なので、薄いグレーの部分は特にインクが詰まりやすくなります。手早く作業しましょう!

詰まりかけのおじさん…

まとめ

写真のモノクロデータは製版可能!データによって潰れが出やすい!刷る時の力の入れ具合で仕上がりはその都度変わる!薄いグレーはインクが詰まりやすい!
です!!!!!このブログを一通り見て『やってみたい!』と思う方はチャレンジしてみてくださいね。

SURIMACCAは、シルクスクリーンの製版サービスやオリジナルキットの開発のほか、シルクスクリーンの作業場を全国に拡げるプロジェクトを行っています。『JAMLAB』ではリソグラフやシルクスクリーンを使った実験や遊び方を紹介しています。

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