1月31日(木)からギャラリーでは雲がうまれるさんによる「たてばんこの展示とワークショップ」が行われています。たてばんこの中に柴犬たちの楽しい毎日が表現されています。よーく見ないと分からない仕掛けがたくさんのたてばんこ、作者の雲がうまれるさんにお話を伺いました。

-簡単な自己紹介をお願いします。

雲がうまれるといいます。Twitterで柴犬を中心に犬や猫を描いて投稿しています。

-お名前の由来はなんですか?

なんとなく思いついて決めたアカウント名をそのまま名前にも使っているのですが、Twitterの中では犬がぬいぐるみの綿をふわふわ出してしまったり、換毛期に毛がリビングの床に散らばっている様子を、冗談で「雲がうまれる」と言ったりしています。

-今回の展示のテーマやコンセプトはありますか。

半立体の絵は以前から時々描いていたのですが、それをもっとワクワクする形で見せてみたいなと思い、箱型にしました。

5月5日のシェーくらべは元はTwitterで描いた平面の絵で「背」とおそ松さんのイヤミの「シェー」をかけたダジャレで、犬がシェーのポーズをしています。柱とか犬が肩車をしている格好とか、立体にしたら楽しいなと思って作りました。

平面で描いたことがある絵を立体に起こしているものもあれば、はじめから立体の面白さを考えて作ったものもあります。暗闇の箱はは犬が暗闇が怖くて、懐中電灯にしがみついたら、自分の顔のほうが怖くなっちゃったというストーリーです。
箱がたくさん並ぶ中に真っ暗の箱があると面白いなと思って作りました。暗闇と柴犬がどう絡むのが面白いのかな、と考えながら作りました。

-描くシーンはどんなときに思いつきますか?

面白い話題や知らない言葉を見かけたときが多いです。季節から連想して描くこともあります。冬だったら「火鉢」や「かまくら」というふうに。

-一番のお気に入りのたてばんこはどれですか?

うーん、お風呂の箱でしょうか。

柴犬の口からお湯が流れていたりひよこが逆さ向きにころがっていたり。よく見ないとわからないんですけど、排水口も肉球のモチーフになっています。

これも気に入っています。ラーメン鉢が深くて足がつかないので、実はメンマの瓶の上に立っているんです。見えてないんですけどね。ちゃんとメンマの瓶もつくっているんです。

-絵を描くときのこだわりはありますか?

面白ネタばかりにならないように気をつけています。今回展示しているのは2本足で擬人化されたの面白ネタっぽい作品が多いですが、普段は面白ネタとキュンキュンと、実際の犬のかわいいしぐさを偏りなく描いていけたらなと思っています。

-今後の目標はありますか?

長く続けていくことです。展示も機会があればまたやりたいです。