街中や郊外で見かけるグラフィティアート。ラッカーで直描きするものもありますが、某有名アーティストのようにステンシルを用いたものも多くあります。

一般的に用いられるのは型紙をカッターでくりぬいたステンシルシートですが、JAMの製版も同じように使えるのではないだろうか?
と、今回は実験してみました。

グラフィティ風作品をつくるぞー!

ラッカースプレーで印刷してみる

このデザインを刷るで~。

マスキングテープで版を板に直付けし、ムラやカスレも味だと思うので、まばらにラッカーを振りかけてみました。
ら、

ぎゃー!イメージとかけ離れた仕上がりに!!!スプレーのインクは水気が多かったらしく、木目にそってにじみすぎてしまう模様!
※シルクスクリーンで刷る場合にも、木目には要注意です!
薄めの部分はきれいに出ているので、さらっと吹きかけてみます。

にじみは抑えられましたが、全体的にやはり薄い仕上がりに。理想にはちょっと届きませんでした。

同じ版でステンシルをする

【ステンシル】というのは英語で【孔版】を意味しますので、シルクスクリーンもステンシルの一種ではあるのですが、多く、インクを含ませたスポンジで孔版を軽くたたくようにして転写する印刷技法を呼んでいます。

しっかり固定したかったので、枠に張ってみました。流しにあった乾いていたスポンジでポンポンたたいてインクを落とします。

味のでた、ちょっと理想に近い仕上がりです。

結局シルクで刷っちゃう

結局、シルクスクリーンで欲しいカスレなんかをデザインに盛り込んでデータ作って刷れば、一番美しく仕上げられるのでは?と思ってしまいました。

せっかくなので、ちょっとカスレるところや、ステンシルシート外にラッカーを及ばせシートの形が浮き出る、グラフィティっぽい感じも盛り込んだ 全部のせ デザインに。

さすがシルク、めっちゃ細かいところまできれいに出ております…。
カスレやラッカーの薄れた外側の部分などは、網点に変換されています。中のデザインはシルクで刷って、後でシートでかくして周りの風合いのみラッカーでつけてみたり、の合わせ技も面白いかもしれません◎

シルクスクリーンは「かすれてしまった…」といった事態が起こりがちですが、
案外「楽しみにしていたほどかすれなかった」という声を聞くことも多くあったりします。
今回の結論というわけではないですが、確実にダメージ感など、 味 を出したい場合は、デザインに盛り込んでおくのが吉です!

今回の実験で使ったもの

SURIMACCAインク(ブラック)
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JAMLABとは、レトロ印刷とシルクスクリーンの可能性を探っていく実験室です。
JAMスタッフが日々行っている実験を記録しています。