リソグラフ アートブックフェア in 大阪
~オランダとノルウェーからすごいリソスタジオがJAMにやってくる!!~

11月2日(水) 19:00~ 前夜祭!! リソグラフ映像上映& トークナイト
11月3日(木・祝日) 10:30~18:00   リソグラフ アートブックフェア!!
会場:JAM(大阪)


来る11月2日と3日、大阪のJAMにオランダのKnust Press、ノルウェーのPamflett、東京/京都のHand Saw Press、3つのリソグラフスタジオがやってきます!
2日は前夜祭としてショートフィルムの上映会+トークショー、3日にはミニアートブックフェアが開かれ、スタジオのお話を伺ったり、選りすぐりのリソグラフ作品に触れたり(購入まで!)することが出来ます!
行こうと思ってもなかなか難しいところを、あちらからこちらにこぞっていらっしゃるこの機会をぜひ、お見逃しなく!

◉11月2日(水)19:00open 19:30start 前夜祭
オランダの伝説的スタジオ「Knust Press」のドキュメンタリー映像 & トークナイト

世界中のリソグラフスタジオが憧れるオランダのリソグラフスタジオ「Knust Press」。彼らのドキュメンタリー映像「KNUST, the Riso print pioneers」(監督:イヴァナ・スムジャ)を上映します。1980年代のスクウォット(不法占拠)運動の時からリソグラフのスタジオを続けている伝説的なスタジオ 。その創業者であるヤンダークさんとジョイスさんが来日します。彼らはリソグラフのパイオニア的存在であり、今のリソグラフ人気は彼らの功績のおかげであると言っても過言ではありません。国際的なアートブックコレクター、美術学者、美術館(ニューヨークのMOMA)にコレクションされるKnust Pressの作品が生まれるスタジオを追ったドキュメンタリー映像とトークをお楽しみください。

上演時間:約30分+トーク40分くらい
トーク:ヤンダーク・デ・ワイルド、ジョイス・グレイ(Knust Press)
小田晶房(Hand Saw Press)+レトロJAM(大阪)+Pamflett(ノルウェー)
参加費:1000円

予約申し込み:tokyo@handsawpresstokyo.comまで
メールで、お名前と人数をお送りください。
※予約なしでもお入りいただけますが、お席に限りがありますので予約をおすすめします。

◉11月3日(木) 10:30~18:00  リソグラフアートブックフェア!!
入場無料

東京のリソグラフスタジオ「Hand Saw Press」が出会った、ノルウェー「pamflett」とオランダ「Knust press」。ヨーロッパの2つのリソグラフのパイオニア的なスタジオがJAMにやってきます。彼らの美しいリソグラフの本やポスターなどを展示・販売します。

Knust Press
オランダのナイメーヘンにあるKnustは、アーティストが運営する組織「Extrapool」のグラフィックスペースで、印刷と製本のスタジオです。1984年よりスクウォット(不法占拠)運動から生まれたKnustは、自分たちの(政治的、皮肉的、芸術的)コミックや友人のアーティストブックのDIY出版、その他、ZINEの印刷に常に高い関心を寄せています。私たちは、謄写版(アナログ)やリソグラフ版(デジタル)とも呼ばれる孔版印刷の技術を専門としています。現在では、アーティストブック、ポスター、雑誌、コミック、フライヤー、アートプリントなど、あらゆる印刷物の印刷から仕上げまでを行うことができます。現在、8台のリソグラフ機があり、A2サイズ機(7色)、A3/A3+サイズ機(50色)です。データの製作から印刷までの知識と仕上げ機器(製本、折り、裁断)を組み合わせたKnustは、グラフィックアーティストが滞在制作、DIY制作、委託制作など、どんな関わりでもスタジオに訪れ制作できるよう、大幅に拡張しました。 2015年1月には、オランダ・アムステルダムのAGA LABに小さな印刷ワークスペースを開設。ステンシルプリントを指導してくれるボランティアが運営しています。Knustの印刷物は、様々なブックフェア、店舗、ナイメーヘンのExtrapool Graphic Shop(オンラインでも購入可能)で(全国的に)手に入れることができます。メンバーは、Jan Dirk de Wilde(1984年に共同設立)、Joyce Guley(1991年から)、Astrid Florentinus(2011年から)の3名です。
https://www.knustpress.nl
https://www.extrapool.nl

pamflett
ノルウェー・ベルゲンを拠点としているPamflettは、リソグラフ印刷に特化した自費出版スタジオ、そしてアーティストブックを繋げる場でもあります。毎年Bergen Art Book Fairを、不定期的にFanzinekveldとFanzine Libraryを開催しています。Pamflettはその年毎にアーティストをこの自費出版スタジオに招待し、新しい印刷物を共同出版しています。Pamflettの運営者であるアンさん(Ann-Kristin Stølan)と一緒に、ファッションデザイナー、シブさん(Siv Støldal)とシルクスリーン印刷のTシャツと、日本でも人気の絵本『キュッパのはくぶつかん』の絵本作家、オーシルさん(Åshild Kanstad Johnsen)と彼女の作品も販売します。
http://pamflett.no
http://bergenartbookfair.no

Hand Saw Press
Hand Saw Pressは、リソグラフの印刷機と木工の工具(のこぎり)があるスタジオです。東京の西小山にあるスタジオは、建築、料理、インテリア、イラストとユニークな分野のメンバーで共同運営しています。リソグラフを使った本やZINEの出版、イベントやワークショップの企画、建築やデザイン、料理まで、スタジオと道具を街に開き、いろいろな人と共創することがHand Saw Pressの活動です。今回は、海外のリソグラフスタジオ仲間のPamflettとKnustと一緒に、Hand Saw Pressで作ったさまざまな本やグッズを販売します。
http://www.handsawpresstokyo.com/

11月3日(木) 14:00~17:00 【ワークショップ】絵本作家オーシルさんと年賀状をつくろう
参加費:1000円 予約不要

絵本『キュッパのはくぶつかん』の作者:ノルウェーの絵本作家、オーシル・カンスタ・ヨンセンと年賀状をつくるリソグラフ・ワークショップです。
絵を描いたり、形を切ったり、葉っぱやノルウェーのミニチュアグッズを使って、年賀状を目の前で印刷します。(なんと!8デザイン40枚できちゃいます!)

Åshild Kanstad Johnsen(オーシル・カンスタ・ヨンセン)
1978年生まれ。イラストレーター、絵本作家。幼少期から絵を描くことに関心があり、木の枝や根っこを集めて模写していたという。ベルゲン国立芸術大学でデザインを学ぶ。2010年、絵本『KUBBE LAGER MUSEUM』でデビューを飾る。自然豊かなノルウェーを舞台に、主人公であるキュッパ(丸太のキャラクター)が森で集めたものを並べて博物館を作るユニークな物語は高く評価され、これまでに多くの言語に翻訳されている。日本語版は、『キュッパのはくぶつかん』(2012年)、『キュッパのおんがくかい』(2014年)が福音館書店より刊行されている。2015年、東京都美術館で企画展「キュッパのびじゅつかん」を開催。

この貴重な機会をお見逃しなく!