シルクスクリーン小型製版機「handerude」の発売開始に向けて
SURIMACCA+のお店や一般の利用者さんに、handerudeを使ってもらいました!
感想や作品をご紹介していきます。

handerude(ハンデルデ)
handerude はシルクスクリーンキット SURIMACCA に対応した
JAMオリジナルのシルクスクリーン小型製版機です。
https://handerude.studio.site/

普段はどのような活動をされていますか?

岐阜市立女子短期大学のデザイン環境学科は、ファッション/建築・インテリア/ヴィジュアル・情報の3領域で構成された学科です。私はここで嘱託助手として勤務をしています。主に学生や教員のサポートをしています。ものづくりが大好きで個人でも雑貨やアクセサリーを作っています。

JAM:なんと今回一般モニターとして応募をいただいたのは大学の方からでした!大学ですとこれからクリエイターを目指している学生さんや教職員の方々の研究材料として活かしてもらえるのではないでしょうか!また、私自身も雑貨やアクセサリーが大好きなのでとても親近感が湧きました・・・(笑)

インクの色見本やSURIMACCAインクたちがずらり!
奥にはhanderudeとパソコンが接続されており準備万端です~

モニターに応募したきっかけを教えてください。

従来の方法だと製版作業にかなりの時間がかかってしまうため、授業や他の課題を取り組む中で作業をするのは難しいだろうな…と思っていました。そんな時にhanderudeのモニター募集のお知らせを見て、学校でももっと気軽にシルクスクリーンができるのでは?と思い、応募させていただきました。

本学科の、どの領域の学生に対してもシルクスクリーンに興味を持ってもらえるきっかけになればいいな、という思いもあります。

…ここからは個人的なことなのですが、私の前任の助手さんが以前JAMさんに勤めていて、製版方法から印刷まで教えていただいたことがきっかけでシルクスクリーンを知りました。

SURIMACCAのインクや道具も残していただいたので今でも愛用しています。それから自分用にSURIMACCAを1セットを購入して製版依頼をし、自宅で刷ってみたりしたことがあったので、モニターが当選してとても嬉しかったです!本当にありがとうございました!

JAM:従来のシルクスクリーン製版だと、版の強度は強くなるのですが1つの版を作る際にたくさんの工程が必要です。また、作っている途中で失敗してしまうと1からやり直しになるなど集中力と体力が必要になります(汗)

handerudeの製版たと、作ったデータを直接送信することで製版できます!操作も準備も複雑な工程もなく簡単に製版することができます~!

また、今回デザイン環境学科にJAMで勤めていたスタッフがいたとのことで、
SURIMACCAやシルクスクリーンを元々知っていただいていてとてもうれしいです!ご自身で刷られているものも、どんなものを刷られているのか気になります~!
まさか応募していただいた方の中でJAMで働いていた人がいたとは思わなかったです(笑)

今回、デザイン環境学科さんはワークショップを開催してくれました。ワークショップの内容について教えてください!

その場で手描きしてもらったイラストやデジタルで描いたイラストを使用して製版をし、雑貨や紙などにシルクスクリーンをしてもらいました。

JAM:デジタルで描いたイラストの製版は手描き原稿と違ってデータ化の必要がないのですぐに製版ができて楽ちんですよね~!もちろん、手書きの原稿はその持ち味を残すことで手描きの表現がでたり、ペンのタッチが出たり印刷する時のドキドキが楽しめますね。

協力しながらシルクスクリーン印刷!

実際にhanderudeを使ったのはどんな方ですか?また、handerudeを使って何を作ったかを教えてください。

今回は学科の学生や教員に対して、ワークショップ参加者を募集しました。学生の皆さんにはトートバックやサコッシュ、巾着に自由にシルクスクリーンをしていただきました。

教員の皆さんは製版のサイズ、イラストや文字の細かい表現がどこまでできるかに注目して試されていました。

JAM:handerudeを教職員の方に見ていただけるとは・・・!従来の感光製版と違うので強度についてなど、違う部分がたくさんあると思うので、印刷したときの仕上がりやどこまで細かい表現ができるかなど、どんなふうに捉えられたのでしょうか~

また、学生の方に印刷体験をしてもらった際にトートバッグ・サコッシュなど身近なアイテムに印刷する事でシルクスクリーンを知ってもらえるきっかけになったのではないかと思いました!

ネオンピンクのインクでミニ巾着に印刷!

handerudeを使用してみた感想を教えてください。

事前準備も専用のドライバーをインストールしたくらいで、プリンターを使用する感覚で簡単に製版ができました。製版の出力も想像していたより時間がかからないため、素早く作業ができました。

はじめに版を洗ったりする作業も不要なので、作ってみよう!と閃いた時に気軽に使用できますね。サイズがとってもコンパクトなので教室や研究室に常設できたり、他の部屋への持ち運びが楽にできる点も好評でした。

JAM:handerudeのメリットとして、場所を取らないのでコンパクトなスぺースでも置き場所に困ることはないかと思います。今回は大学で使用されているので教室を変えたり持ち運びをするのにもとても便利だと思いました!

また、handerudeのセッティング方法は電源コードを差し込む→USBアダプターとパソコンを繋げるという流れで完了するのでセッティングも簡単です!その後はプリントアウトをする要領と同じ流れでデータを飛ばせばhanderudeで製版がされるので本当にラクラクですよ~!

オリジナルのイラストを2色刷り!細い白抜き線や位置合わせもバッチリです!

今後、handerudeをどのようなことに使用してみたいですか?

短大のオープンキャンパスや学園祭でワークショップを開催して、学内だけではなく、より沢山の人にもっと気軽にシルクスクリーンを知ってもらうきっかけを作ることができるのかなと思いました。ものづくりの楽しさを知ってもらいたいです!

JAM:大学のオープンキャンパスや学園祭などでワークショップを開催することで、シルクスクリーンをやってみたいけどハードルが高くて中々手が出せないなと感じている方に気軽に体験できる場になって良いと思いました!

また、シルクスクリーンを知らない方にとってhanderude・シルクスクリーンをはじめて知れる・体験できる場になって良いと思いました~!

今回、handerudeモニターインタビュー第七弾として、一般モニターに応募いただいた岐阜市立女子短期大学のみなさんに使用してもらいました~!
教職員の方にはいろいろとhanderudeでのシルクスクリーン印刷でどこまで表現ができるのか専門的な観点から見ていただけたのではないでしょうか。
また、今回使用していただいたデザイン環境学科のInstagramもぜひチェックしてみてくださいね~!

岐阜市立女子短期大学
デザイン環境学科
ファッション、建築・インテリア、ヴィジュアル・情報に関するデザインが学べる学科です。授業や学生生活など、大学の様子を紹介しています。学科教員アカウントの投稿のリポストもしています。
Instagram:@gcwc_design


handerudeとは
handerudeはSURIMACCAと使える小型製版機です。ロール状の専用フィルムをセットして、自由なサイズでシルクスクリーン製版をすることができます。
最新情報は「handerude」特設サイトにて
https://handerude.studio.site/