12月17日(月)からお店のギャラリーにて、Leo Arimoto写真展「集合/整列」がはじまりました。
お店のギャラリーでは初めての写真展。有本さんはなんと高校生です!
ご自身の日常や学校生活の中から「集合/整列」というテーマを持って選ばれた写真がずらりと展示されています。写真を撮るきっかけや、この展示を行った経緯などお話をお伺いしました。

- 自己紹介をお願いします。

高校2年生の有本怜生です。写真部と吹奏楽部でトロンボーンを演奏しています。

-カメラを初めて持ったのはいつ?

中学一年生の時に、父親にコンパクトデジタルカメラを買ってもらいました。その時すごくうれしくて、山とかちょっと遠くへ出かけて写真を撮るようになりました。いつのまにかハマってしまっていて、今に至ります。

-今使っているカメラはなんですか。

メインで使っているのはFUJIFILM X-Pro2です。すごく色がきれいに出るんですよ。あとは見た目がかっこいいていうのも大事なポイントです(笑)

あとはフィルムカメラの写ルンですのようなの形をしていて、フィルムが交換できるものがあるんです。Lomographyというところから出ているんですけど。それもよく使います。
今回の展示ではほとんどが、FUJIFILM X-Pro2で撮った写真です。工事現場の写真だけ、フィルムカメラで撮りました。

-普段はどういったものを撮ることが多いですか?

人にしても景色にしてもありのままを撮りたいです。作りこまれた世界を撮るよりは、そのままを撮ることを意識しています。例えば人を撮る際も、人をメインに撮るのではなくて、人が絡んだ時のまわりの空気感を表現することを撮影や編集で大事にしています。
修学旅行はたまたたま学校にカメラの持ち込みがOKだったので、持っていきました。普段は日曜日にふらっと撮りに行きます。

-カメラを持ってふらっと行くのはどういう場所へ行きますか?

最近、僕が好きなのは播州赤穂です。兵庫県の西の果てで何もないっちゃ何もないんですけど海があってのどかです。海が近くにある町って活気があるというか、撮っていて画になるんです。山に行くと上からの景色ってすごくきれいなんですけど、僕は水辺の写真が好きです。海や湖、川はよく写真を撮りに行きますね。

-今回の展示にいたる経緯を教えてください。

まず、1年前の夏にFUJIFILMユーザーなら誰でも参加できる公募展に応募したんです。応募作品の中から50作品が選ばれて、全国回って展示をする、というものでした。結構な数の応募があったんですけど、50作品に選んでもらえました。その展示の時に、お客さんが僕の写真を見てくれるのがうれしかったんです。普段はSNSをメインに写真を公開していましたが、展示することで何か新しい出会いがあるのかもしれないと思い憧れの個展に踏み切りました。
そこでクラウドファンディングを利用して資金を集めました。ただ単にお金がなかったっていうのもあったんですけど、自分の個展に需要があるのかが知りたかったんです。小規模なものですけどクラウドファンディングで協力いただける方を募ったら何人かの方にお金を出していただけて、今回の展示が実現しました。

-今回の展示のテーマはなんですか?

展示のタイトルの通り「整列/集合」をテーマにしています。言葉で表現するのは難しいんですけど…、被写体が集合するって意図的でなければなかなかないと思うんです。整然と並んだ姿とか、集まった姿が自分の中ではすごくおもしろく見えたのでテーマに選びました。 

-展示をやってみた感想はいかがですか?

正直、ほとんどの作品はすでいにネットで公開しているものなので、既視感があるのではないか、と心配していたんです。でも、自分目線ですけど、実際大きく印刷して並べてみたら圧倒されるものがありました。こんなところにこんなものが写っていたんだ、という新しい発見もありました。

-有本さんのこれからのことを教えてください。

僕はグラフィックデザイナーになりたいので、そのために今はデッサンや色彩を勉強しています。写真はあくまでも趣味としてですが、今まで通り発信していきたいです。写真で大きい賞をとってみたいですね、またこうして展示もできたらうれしいです。