7月11日(木)からはじまりましたBUSCEMISさんのグループ展「GOOD YOUNG NINKYO」。
任侠映画の世界が硬派でスタイリッシュなビジュアルで展開されています。
アツダマツシさん、sotaさん、高本洋志さん、宮本夏樹さん からなるBUSCEMISから代表としてメンバーのおひとり、アツダマツシさんにお話をお伺いしました。

-自己紹介と普段の活動を願いします。

グループ名である「BUSCEMIS(ブシェミズ)」の由来は、アメリカの俳優スティーヴ・ブシェミからきています。
個性的で、変幻自在な演技をされる俳優さんなので、僕らも表現活動をする上で彼のようでありたいという思いを込めています。(そんな僕は今回の展示で初めてブシェミを知りました・・(笑))

ちなみに展示のメンバーは全員大阪芸大出身の同級生で、一緒に展示やグッズづくりをしよう!となったのがはじまりです。

僕と高本くんはイラストレーターとして、sotaくんは関西を中心にライブペインティングをして活動しています。フライヤーやロゴのデザインは、東京でグラフィックデザイナーをしている宮本くんがを担当しています。

-今回の展示のタイトル「GOOD YOUNG NINKYO」の由来やコンセプトをお教え願います。特になぜ”GOOD YOUNG”なのか気になります!

最初なんとな~く映画をテーマにした展示会をしたいねー。と話していたのですが、ただの映画の展覧会になるとあまり面白みがないなと思い、絵的にもインパクトのでそうな任侠映画にテーマを絞って企画しました。
GOOD YOUNG NINKYOというタイトルについては、テーマがテーマなので暴力的なイメージが極力でないように、任侠+ポジティブなワードで考えようと思いました。いろいろ案が出た中で、リズムも良くてフレッシュ感のあるGOOD YOUNG NINKYOに落ち着いたという経緯です。

-今回の展示における各人の役割分担などどうされていたのでしょうか。

デザインは基本宮本くんにお願いし、全体の進行管理は、とくに決めていたわけではありませんが、僕と高本くんがしていました。あとは、LINEで連絡を取り合って、予定が空いてるメンバーでキャプションを作ったりシルクスクリーンをしたりしていました。

-今回の製作で意識されたことなどありますか?

任侠映画は、昭和時代に作られたものが多いので、DMやロゴはそういった過去の名作を参考に作っています。僕が作った作品も、そういった時代背景を演出したかったので、しわくちゃにした紙を紅茶に漬け込んで、古紙に印刷されたビラのような雰囲気をだしています。

-今回の展示ではレトロ印刷以外にもプロセスカラーでの印刷やシルクスクリーン印刷など、いろいろな印刷をご利用されていますが、レトロ印刷とその他印刷はどう使い分けていらっしゃいますか?

レトロ印刷はシルクスクリーンで印刷したような手作り感が手軽にでて、しかも安価でチャレンジできるので、よく利用していますが、版ズレが少なく、写真などの再現性を追求したいときは、一般的な印刷会社さんにお願いをしています。
個人のグッズや名刺をつくる上ではレトロ印刷でも全然問題ないと思っていますし、むしろ味がでてイイなと思っています。

-最後に、今後の活動予定や目標をお聞かせ願います。

メンバー全員、会社には属さずフリーで仕事をしている身なので、お互い切磋琢磨しあいながら、成長しあいたいです。
また、こういった企画が自分たちの仕事につながるきっかけにもなれたらなとも思っています。次の活動は未定ですが、このように同年代のクリエイターと一緒に一つのことをするのは、単純に楽しいですし、刺激にもなるので、何からかの形で継続していきたいです。