1月30日(木)から2月2日(日)までギャラリースペースにて展示されていた、ウエダタエコ一人展「ピープル」。
カラフルでちょっと不思議な“ヒトビト”の作品がならびます。ウエダタエコさんにお話をおうかがいしました。

-自己紹介と普段の活動を教えてください。

大阪生まれで普段はベビー用品の会社でグラフィックデザインをしています。
休みの日などは絵や粘土など、作品作りをしたり、面白いモノを探して街を散策したりしています。

-今回の展示のタイトルの由来やコンセプトはなんですか。

今回のタイトル「ピープル」はその名前の通り、唯一無二の“ヒトビト”を描いております。それぞれのモチーフは無意識にちぎった紙の形をベースに、作品一つ一つの顔や個性を構築していきました。

-今回の製作で意識されたことはありますか?

“顔のバランス”はすごく意識しています。もともと顔のあるもの民芸の人形などが好きで、そこに影響を受けたと思います。

-スクラップブックから、紙を切ったものをコラージュして、そこにペイントしたものを作品に繋げていっているようにお見受けするのですが、実際、作品はどのように作られているのですか?

まずはたくさん紙をちぎって、面白い形ができたら、イメージが湧いてきて、そこに顔を描いてみたり、体を描いてみたりして、作品にするアイデアを模索していきました。面白い形が見つかると、それをパネルに描くという流れで本作は作っています。

-色がとても鮮やかですが、どのように配色を決めてらっしゃるのでしょうか?

配色はほぼ感覚で描いています(笑)でもポジティブでバランスのとれた配色を意識はしていると思います。

-今回紙ねんどの作品も少し置かれていますが、立体の作品も沢山つくられているのですか?

立体作品は今後どんどん作っていきたいと思っていまして、以前に端材使った人形(オブジェ?)を作りました。あとは張り子を少し。今年は粘土のオブジェで展示会をしたいと画策しています。

-レトロ印刷JAMはどういった経緯でお知りになられましたか?

絵本の学校(ペコラ)に通ってたんですが、その先生から教えて頂いたのが初めだったと思います。いつかレトロ印刷さんで何か作りたいと思っていました。

-最後に、今後の予定や目標をお聞かせ願います。

近いスケジュールで、東京のデザインフェスタというイベントに粘土を中心とした立体作品を展示する予定です。あとは私自身、ファッションの学校を専行していたこともあり、洋服や小物も将来的には作っていきたいと考えております。