5月12日から5月24日まで開催中のNishi Minakaさんと白鹿さんによる二人展『Box Garden』。
デジタルアートによる細かな表現はタペストリーやキャンバス作品、ポストカードなどのグッズも展開されています。作家のNishi Minakaさんと白鹿さんに、展示や作品についてお話をお伺いしました。

-自己紹介と普段の活動を教えてください。

初めまして、白鹿と申します。普段はデジタルで、無垢と憂鬱をテーマに少女たちを描いています。

Nishi Minakaと申します。少し不思議で奇妙な世界をコンセプトに活動しています。普段はイラスト、ハンドメイド、グラフィックなど様々な作品を制作しております。

-今回の展示のタイトルの由来やコンセプトをお聞かせください。

ブラックボックスと箱庭(Box garden)を掛け合わせたタイトルになっています。このサーカス団は不思議な人たちが集まっており「観客はショーをただ鑑賞するが、サーカスの内情は色々存在する」という内容の展示となっております。

元々2人の世界観が似ていたため、お互いにやりたいテーマを出し合った結果、被ったキーワードをテーマに選択しました。イラストだけではなく、空間展示やグラフィックに関してもこだわった展示にしたかったため、ストーリーを細かく設定いたしました。

-今回はお二人での展示ですが、お二人の作風に関して共通点などはございますか?

埃っぽいアンティーク調の世界観を意識して制作しているところが共通点だと感じています。

-お互いの活動に際し、尊敬しているところはございますか?

白鹿さん

Nishiさんとは大学で出会ったのですが、真面目なところもありながら、柔軟でユニークな発想も出来るところが大好きで、一緒に制作しているとワクワクして楽しいです。イラストの観点でも細かいところまで丁寧にこだわって描き込むところにもいつも尊敬しています。

Nishi Minakaさん

一枚の絵に対して深く向き合って制作する姿に尊敬します。たくさんのラフスケッチから構想を練って、納得のいく作品を生み出していく制作スタイルは私にはなかなか出来ないと感じています。どんな制作物に対しても熱意を持って取り組む思いは私も負けていられないなと思います。

-ギャラリーの床に新聞を模したような装飾をされていますが、どういった思いがこめられていますか?

このサーカス団には表立っては言えないような噂がひしめいているという裏テーマがあります。そのため、絵を見てくださる方に「額装された団員の綺麗な外面と床に散らかるサーカス団の内部事情の二面性」を楽しんでいただくために制作しました。

-最後になりましたが、今後の予定や目標もぜひお聞かせください。

白鹿さん

今後は積極的にコンペやお仕事を受けていきたいです。これからの目標はイラストを通して、書籍のカバーやCDジャケットなど、誰かの作品の魅力を存分に伝えるお手伝いをしたいです。

Nishi Minakaさん

今後はイラストだけでなく、グラフィック作品のスキルも高めていきたいと思っています。ちょっと不思議で奇妙な面白いものを生み出したいという思いを忘れず、どんな制作物に対しても楽しく向き合っていきたいと思います。


プロフィール

白鹿
無垢と憂鬱をテーマにまだ出会ったことのない、どこかに存在していたかもしれない女の子たちを描いています。

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Nishi Minaka
Graphic&Illustration
その他いろいろやる人。奇妙で面白いものを。

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