1月20日から2月1日まで開催中のイワモトチアキさんの『portraits』展。
今回の展示作品や制作についてイワモトさんにお話を伺いました。

-自己紹介と普段の活動を教えてください。

イワモトです。普段はウェブサイトを作って生活しつつ絵をかいたりグッズを作ったりしています。

-今回の展示のタイトルの由来やコンセプトをお教え願います。

たくさんのポートレートを並べるので「portraits」…というそのままの展示タイトルです。わたしがあまり英語が得意ではないので、できれば日本語のタイトルにしたかったのですが、ほかにいいタイトルが思い浮かばなかったことと、初めての展示なのでちょっとだけかっこつけてしまいました。
ちなみに展示では説明できていないのですが、並べているポートレートはそれぞれのキャラクターたちが実際にカメラを向けられて写真を撮られたら、という設定でかいています。写真を撮られることが初めてであろう島の子たちは目を大きくしてちょっとびっくりさせたり、自分がカメラを持っていたいカメラちゃんはちょっと不機嫌な顔にしたりしました。

-シンプルでありながらもとても魅力的なキャラクターばかりですが、これらの作風、画風はいつごろから確立されたものなのでしょうか。

漫画っぽいタッチからシンプルな絵に変えたのは高校生のときです。でもそのときの絵は今とは全然違うので、少しずつ変化してきて今…という感じです。今とほぼ変わらないタッチなのは4年前くらいからだと思います。

-キャラクターのネーミングに固有名詞があまり使われていない点について何かこだわり等があるのでしょうか。

特にこだわりがあるわけではないのですが、キャラクターが確立している人々には名前があって、ちょっと曖昧なキャラクターにはまだ名前がない…という感じでしょうか。あとは名前が持つイメージってけっこう大きいと思うので、あんまり縛られたくないなあとも思います。
なのでキャプションとしてそれぞれ名前のようなタイトルをつけているのですが、見てくれた人が好きに呼んでくれたらいいなと思います。今回「生活する人」とつけたキャラクターがいるのですが、うちの人には「どこでも生活できるちゃん」と呼ばれています。

-人間がモチーフのキャラクターに実在のモデルはいらっしゃるのでしょうか。

いたりいなかったりします。

-今回が初めての個展とのことですが、イラストレーターとしてだけでなく図工クリエイターとして今後はこのキャラクターたちとどのような表現をしていきたいですか。

とりあえずたくさん絵をかいていきたいです。あとは物語性のある絵本とか紙芝居とかに発展させるのも楽しそうなので、そういったものも作っていきたいと思っています。

-最後になりましたが、今後の予定や目標もぜひお聞かせください。

3月に福岡でも「portraits」の展示があります。場所が少し広くなるので、もう少し絵を追加して展示する予定です。
あと今年の目標としてはてぬぐいとちょうちんを作ってみたいです!


イワモトチアキ

福岡うまれ福岡そだちのイラストレーター/図工クリエイター。
普段は「studioNANNTOCA」の屋号で、絵をかいたりものを作ったりしています。
website:https://studio-nanntoca.com/

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