入稿する前に確認しよう!!【シルクスクリーン完全データ入稿のすすめ】!!
「使用するインク」編
インクによっておすすめメッシュ数が異なります。
POINT
70メッシュ・120メッシュ・200メッシュを選ぼう!
動画解説
1
まずは使いたいインクカラーを決めよう!
POINT
シルクスクリーンのフィルムは網目になっているためメッシュと呼ばれます。数字が小さい方が粗く、大きくなるにつれて細かくなります。
70メッシュ(粗目)
120メッシュ(細かめ)
200メッシュ(電解マーキング用)
2
SURIMACCAインクの通常カラーは120メッシュがオススメ。
SURIMACAインクの通常カラーは粘度が小さいため、細かい120メッシュで可能。
3
特殊インクを選択した場合は70メッシュがオススメ。特殊インクは粘度が高かったり、詰まりやすかったりするため、インクが通りやすい70メッシュを選択しよう!
●粘度が高いインク(KOTTERI・モケモケ・もこもこ・油性・ホットバインダーなど)
●粒子が大きいインク(ラメ)
4
電解マーキングは200メッシュのみ。
電解マーキングはシルクスクリーンの一種ですがインクの代わりに電解液という液体を使います。粘度がインクより低いため200メッシュを使用します。
よくある質問
Q. メッシュ数の違い(70 or 120メッシュ )で仕上がりが変わりますか?
はい、変わります。単純な絵柄やTシャツやトートバッグなど、布に印刷する場合であれば見た目はあまり変わりませんが、細かい線などの絵柄では120メッシュの方が繊細に表現されます。
詳しくは「シルクスクリーン製版の選び方」‐70メッシュと120メッシュのちがい‐の記事をご参照ください。
Q. クリーナーありとはなんですか?
製版されたメッシュにはカスが残っている状態がデフォルトです。メッシュに残っているカスを取り除き、インクを通りやすくするためにクリーナーをしています。
特殊インクを使用する場合、基本的に「クリーナーあり」を推奨しています。
詳しくは「シルクスクリーン製版の選び方」‐[クリーナーあり]とは?‐の記事をご参照ください。
Q. 70メッシュで通常インクが使えるの?
はい、使えます。インクが120メッシュより通りやすいため、ご注意ください。スキージーの角度を立てることでインクの落ちる量が調整できます。
詳しくは「【ラボ】スキージーの角度を意識しよう」の記事をご参照ください。
Q. KOTTERIインク(ホワイト)を120メッシュ[クリーナーあり]で印刷するとどうなるの?
通常は70メッシュ[クリーナーあり]がおすすめです。ホワイトインクは粘度が高いため、詰まりやすい取り扱いが難しいインクです。120メッシュでも印刷できますが、手際よく印刷する必要があります。
詳しくは「シルクスクリーン製版の選び方」‐インクの種類で使い分け‐の記事をご参照ください。
Q. 200メッシュでSURIMACCAインクを使うとどうなりますか?
メッシュの目が詰まり、印刷できません。
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「完全データ入稿のすすめ」はあくまで参考。
シルクスクリーン原稿を作るのに最終的な正解はなし!
作りたいものをつくれるように、ご自身でいろいろ研究し、シルクスクリーンを楽しんでください。