プラスティゾル(油性インク)は隠蔽力と耐久性の強いインクで、印刷面がラバーのように光沢のある仕上がりになります。
水性インクに比べ扱いがむずかしいため、WEB SHOPでの販売は行っていません。
ワークスペース限定のインクとなっていますのでご注意ください。
大阪のワークスペースは19色
蓄光や発泡インクなどの特殊インクもご用意しています。
画像は黒地にプリントした際の色見本です。地の色の影響を受けない発色の良さが楽しめます。
SURUTOCO(東京)のカラーバリエーションこちらをご確認ください。
※カラーバリエーションは大阪のワークスペースと東京のSURUTOCOで異なります。
製版時の注意
プラスティゾルは粘度が固いので、製版する場合は目の粗い70メッシュを使用しましょう。
製版時の注意
モケモケミックスには膨らませるための粒子が入っているので、製版する場合は、目の粗い70メッシュを使用しましょう。
JAMのWEB SHOPからご注文いただく場合は、70メッシュにクリーナーをかけて、さらにインクの通りをよくした70メッシュ(クリーナーあり)をお選びください。
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※プラスティゾルのWEB SHOPのお取り扱いはありません。
プラスティゾルであそぶ
図案はこちら。
バナナの絵をイエローでプリントします。
水性インクのイエローは黒地にプリントすると色が沈んでしまいますが、地色の影響を受けないプラスティゾル。
その発色の良さを確かめるため、黒い布にプリントします。
(1) インクの重さをはかる
プラスティゾルは量り売りです。使いたい色を選んだら、スタッフが重さをはかります。
作業終了後、基本料金とインクの使用量を割り出して料金を算出します。
料金の算出式はこちら【基本料金300円+1gの値段×使ったg数】
インクによって1gのお値段は変わります。通常色は【¥10/g】、蛍光色やラメインク、発泡インクは【¥15/g】、蓄光インクは【¥30/g】です。
(2) プリントする
プラスティゾルは水性インクに比べてとても固いです。
すこし混ぜて柔らかくしてから使用しましょう。
混ぜるのにも力がいるので、パレットナイフのようにしっかりとしたヘラがオススメですよ。
プリントする際は、グッと力をいれてプリントします。
版を動かさず、2、3回プリントするとインクがしっかりのります。
誰かにフレームをおさえてもらうか、ホルダーにセットすると作業がやりやすいです。
(3)熱処理(アイロン)をする
プラスティゾルは熱処理をしない限り、乾燥しません。
自然乾燥やドライヤーをしてもインクが乾くことはないので、お気をつけください。
そのため、プラスティゾルでプリントしたものには必ずアイロンを当てて熱処理をします。
ワークスペースでは、プレスアイロンを使用しています。
150~160℃の温度で20秒程度熱をあて、しっかりと定着させたら完成です!
水性インクであるSURIMACCAインク(イエロー)でプリントしたものと比較してみると、発色は一目瞭然です。
プラスティゾルは、黒地にも発色良くしっかりインクがのっていることがわかります。
プラスティゾル
SURIMACCAインク
(4)おかたづけ
プラスティゾルは油性インクのため、水洗いができません。そのため、版は使い捨てとなります。
作業が終わったら、フレームから版をはずし、新聞紙にくるんでゴミ箱に捨てましょう。
ヘラやスキージーなどのインクがついている道具はペーパータオルでインクを拭き取り、新聞紙の上に並べておいてください。
その後、スタッフが洗浄剤を使用して掃除を行います。
ご使用の際の注意点
アイロンで熱をかけないと定着しません。綿製品のみ対応しています。
水洗いができないため、版は使い捨てとなります。版のお持ち帰りはできません。
同じ図案で色違いをプリントしたい場合でも、色ごとに版を用意する必要があります。