入稿する前に確認しよう!!【シルクスクリーン完全データ入稿のすすめ】!!

「データカラー」編
モニター画面用の黒色と印刷用の黒色は実は違う!

POINT
印刷用の黒色(2諧調やグレースケール)にしよう!

動画解説


自分自身で作ったデータのカラーを確認しよう!

スマホアプリなどで作ったデータは「RGB」というモニター画面用の色で作られています。印刷用のカラーは4色で構成され、「CMYK」です。そしてシルクスクリーンの原稿カラーは「CMYK」の「K」(黒色)だけを使います。


カラーデータはシルクスクリーン製版ができません。
メッシュ状の版に穴をあけてインクを流し込むのがシルクスクリーンです。穴をあける場所は原稿が黒くないと開きません。

POINT
シルクスクリーン原稿の理想はK-100パーセント


データの色を調整しよう

原稿によく使われるフォトショップとイラストレータの使い方を紹介します。まずはフォトショップの案内です。


フォトショップを使って画像を印刷用の黒色にしよう!

紙原稿やデータ原稿をフォトショップで開きます。


フォトショップを使って画像を印刷用の黒色にしよう!

【フォトショップ】
「イメージ」→「モード」→「グレースケール」


フォトショップを使って画像を印刷用の黒色にしよう!

グレースケールでもシルクスクリーン製版はできますが、真っ黒でないときれいに版に穴が開きません。

POINT
グレースケールはK-0からK-100バーセントのこと、真っ白から真っ黒までのデータのこと


フォトショップを使って画像を印刷用の黒色にしよう!

【フォトショップ】
「イメージ」→「モード」→「モノクロ2諧調」

POINT
モノクロ2諧調とはK-100パーセントかK-0パーセントで表現されたもの


フォトショップを使って画像を印刷用の黒色にしよう!

【フォトショップ】
「モノクロ2諧調」の設定で以下を選択します。
「解像度」出力 300:pixel/inch
「種類」使用 50%を基準に2諧調に分ける


フォトショップを使って画像を印刷用の黒色にしよう!

シルクスクリーン原稿の理想であるモノクロ2諧調(K-100パーセント)の完成です。

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データの色を調整しよう

原稿によく使われるフォトショップとイラストレータの使い方を紹介します。次はイラストレーターの案内です。

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使用するデザインをイラストレーターで開きます。

フォトショップと同様に使用するデザインをK-100にしていきます。
【イラストレーター】
「オブジェクトの選択」→「編集」

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イラストレーターを使って印刷用の黒色にしよう!

【イラストレーター】
「オブジェクトの選択」→「編集」
→「カラーを編集」→「グレースケールに変換」

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イラストレーターを使って印刷用の黒色にしよう!

グレースケールでもシルクスクリーン製版はできますが、真っ黒でないときれいに版に穴が開きません。

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イラストレーターを使って印刷用の黒色にしよう!

【イラストレーター】
「スポイトツール」→「カラー」で選択した箇所の色情報を確認しよう。

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イラストレーターを使って印刷用の黒色にしよう!

K-100であればシルクスクリーン製版に適したデータです。

おまけ
データにグレーがあると製版がどのように出力されるのでしょうか!?

おまけ‐01
2つのデータを用意してみました。左は画像(フォトショップ・jpg・png)のデータ、右はイラストレーターのパスで作られたデータです。

おまけ‐02
2つの違うデータを製版し、印刷

グレーの濃度は同じですが画像データとパスデータだとどのような違いがあるのでしょうか。

おまけ‐03
グレーの部分は穴が抜けきらずにドット化する

画像データとパスデータでは同じグレー濃度であってもドットに違いがでます。

おまけ‐04
シルクスクリーン製版の原稿はモノクロ2諧調が基本!

K-100以外の黒色を使うのは特殊なデータということを念頭に置いて原稿を作成しましょう!

よくある質問

Q. 画像を2諧調にするとガビガビになったのですが、どうすればよいでしょうか?
元画像の解像度を300dpi程度にしましょう。アプリなどで作ったデータは72dpi程度のものが多いです。印刷する場合は200dpi以上に指定するとガビガビが軽減されます。


【完全データ入稿のすすめ】動画一覧はこちら

「完全データ入稿のすすめ」はあくまで参考。
シルクスクリーン原稿を作るのに最終的な正解はなし!
作りたいものをつくれるように、ご自身でいろいろ研究し、シルクスクリーンを楽しんでください。