120メッシュでKOTTERI刷ってみた!
120メッシュの製版と、KOTTERIホワイトのインクを購入される方がいます。KOTTERIホワイトの商品ページにも記載していますが…
インクの乾きが早く、他のインクに比べ固さがある為、版の目詰まりを起こしやすくなります。 目の粗い70メッシュに、クリーナーをかけた製版(70メッシュ クリーナーあり)でご使用ください。
KOTTERIホワイトは、なんせ固い!乾くのが早い!=版が目詰まりしやすいのです。※他のSURIMACCAインクは、版にインクが詰まるのを防ぐため乾燥時間を遅くしてあるので柔らかくてとっても刷りやすいです。
KOTTREIホワイトのみ使用する、もしくは沢山の量を刷る場合はこちら。『70メッシュ(クリーナーあり)』をご使用下さい!!
名前の通り、70メッシュにクリーナーをかけて、インクの通りを良くしています。なのでインクが詰まりにくい!!※全く詰まらないわけではありませんよ!詰まりにくく!なります。
120メッシュでも1回目はキレイに刷れます。
1回目だけです。版がキレイな状態なのです。このまま刷っていくと…
どーん!細いところがカスれている!!
細い線はダメですね。白抜きの線も潰れています。小さな文字も読めそうにありません…版に開いている小さな穴の部分にインクが詰まって固まってしまうのです。
こんな感じで放置したり、ちょっとおしゃべりしていたらもうアウト…気を付けて下さい…
ちょっと放置して(3~5分程)刷ってみました。↓
あちゃ~~~カスカス…掃除してみます。あぁ~もう向こう側が見えない…重症です。
ウエス(Tシャツなどの切れ端がベスト!)で、版の裏側から掃除します。この時、ウエットティッシュや、雑巾やタオル等は繊維が残ってしまうのでオススメしません!気を付けて下さい!
円を描くようにクルクルと拭いていきます。インクが伸びてしまうのでしっかりふき取って下さい。
文字が見えてきましたね!向こう側が見えるまで掃除しましょう。拭いても変わらない場合、完全に詰まっている場合があります。今回の版は結構、重症です…インクが詰まる前に、すぐに水洗いしましょう!
KOTTERIインクは水性です。でも今回の版は洗ってもインクが落ちない!重症だ!!↓白く残る~~
…残念ながら版はもう使えません。すぐに刷れなくなってしまうのでご注意くださいね。1回1回すぐに洗うなら使えないことは無いですが…手間がかかりますね…120メッシュと70メッシュの違いはメッシュの目の細かさです。
どちらも1回目の刷り上がりなのでキレイです。写真でみる限りはほぼ近い刷り上がりですが、ベタの部分に注目。
70メッシュ(右)は網が見えますね。紙なので余計に目立ちます。70メッシュは120メッシュより詰まりにくいですね。6枚目でこのくらいです↓
でも小さい文字、白抜きの細い線は潰れやすい…
KOTTERIホワイトに細い線は不向きです!KOTTERIホワイトだけを使用するなら、断然『SURIMACCAインク金・銀・銅専用メッシュ』をオススメします!
70メッシュにクリーナーをかけているので、70メッシュより更にインクがはっきりと出ます!10枚以上刷ってもコレ!↓
結構細かい部分も出てますね。
回数を重ねると、やっぱり白抜きは潰れます!小さな文字もだんだんと…インクの出がいいので、発色も良いです!70メッシュ【左】と 70メッシュ(クリーナーあり)【右】↓
右がより白いですね!※写真わかりにくいかも…
結果、KOTTERIホワイトのみ使用する場合は『70メッシュ(クリーナーあり)』をオススメします!!是非参考にしてみてくださいね!
SURIMACCAは、シルクスクリーンの製版サービスやオリジナルキットの開発のほか、シルクスクリーンの作業場を全国に拡げるプロジェクトを行っています。『JAMLAB』ではリソグラフやシルクスクリーンを使った実験や遊び方を紹介しています。
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