突然ですがみなさん、JAM(大阪)の作業場にある水場のシンクにうっすらと”跡”があるのはご存知でしょうか・・・?

うっすらと存在する・・・「きれいに。使ったインクは流しましょう」

実はコチラ・・・電解マーキングで印刷しているんです!!(すごーーい)
今回、この薄くなってしまった文字を再度電解マーキングで印刷していきたいと思います!(やったー!大きい場所に印刷できるぞ~~)

●電解マーキングとはなんぞや・・?という方は過去の記事をぜひチェックしてみてくださいね!

使用する版

見ての通り大きな場所に印刷するので、Lサイズ(200×420mm)の200メッシュで製版しました~

印刷の準備

さっそく印刷!・・・の前に、
蛇口をタオルで保護して水が漏れないように保護していきます。
また、シンクに付いている水滴はペーパータオルでしっかり乾拭きしていきます。
今回は特殊なパターンでの印刷なので、下準備も特殊ですが張り切っていきましょ~✊🏻

カラッカラに拭かれたシンク
タオルでぐるぐる巻きになった蛇口

●クリーナー液で拭き取る

シンクの印刷面をクリーナー液を染み込ませたペーパータオルで拭き取ります。


ポイント:クリーナー液で拭き取ることで、電解マーキング前後の汚れを落とすための役割と簡単な防錆効果をかねた洗浄をすることができます!

●コットンに電解液を染み込ませる

写真の右手に持っているものはハンドマーカーと言いいます。なんかかっこいい響きだなーと思いつつ、コットンにしっかり電解液を染み込ませます。


ポイント:液体を恐れずしっかりひたしましょう!

電解液を下塗りする

シンクの上に版を密着させるため、電解液を染み込ませたハンドマーカーで電解液を下塗りします!今回はデザインが大きいので、たっぷりめに液を塗っていきます・・・!

●版を置いて固定する

ワン🐶
ツー2️⃣
スリー🎄

印刷したい場所が決まったら、マスキングテープで版を固定していきます
版のセットはこれで終了です!(簡単すぎてあっけない・・・⁉)

ポイント:マスキングテープで版を固定する時は、版の端から端までたっぷり貼ると版がズレるのを防ぐことができます🙆🏻‍♀️

●クリップをシンクにくっつける

今回はシンクに直接印刷をするので、クリップも直接手で押さえながら印刷します・・!そう。なんと2人がかりでの共同印刷作業です!!(笑)

ポイント:電解マーキングで印刷したいアイテムに電流が通りやすくなるようにクリップをシンクにくっつけます◎

普段の電解マーキングでは、ステンレスのプレートにネジが付いており、ネジに赤のクリップを固定する形で電流を通しています。(右の写真通り)

いざ、印刷~!

電源ON~!
お・・・
おお・・!
おおお~~~!!!(大喜び)

上の写真の通り、印刷が出来ている部分は化学反応が起こって金属表面が変色します。
音はパチパチと鳴ります(音かわいい)

ポイント:①ハンドマーカーの面の部分を垂直に付ける
     ②力は少し強めに入れる
     ③しっかりと濃く印刷するために2回往復する

では続けて印刷していきます~~!

完成!!

ぺら~ん
完成~~👏🏻👏🏻

みんなに協力してもらったおかげで綺麗に印刷できました~~!
この後、他にも2ヵ所印刷して、合計で3ヶ所に「きれいに」が生まれました。
これで、今でもきれいなシンクをより快適・きれいに使ってもらえると思います~

仕上げに

シルクスクリーンの版は、洗えば繰り返し使うことができます!
また追加で印刷したい~という方には、版を洗って乾かしたものを保管するのがオススメです〇

印刷が終わった後のアイテム(今回はシンク)は
準備をしていた時にも登場したクリーナー液で優しく拭いて完了です~!

まとめ

今回、JAM(大阪)のお店の作業場にあるシンクに電解マーキングで印刷しました~
やっぱり大きいものに印刷するのって楽しいです!👌🏻

みなさんも大きなアイテムに印刷したい!と思いましたらしたらまずはスタッフにご相談ください~!💁🏻‍♀️

今回使用した道具

電解マーキング装置
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電解液
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クリーナー液
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SURIMACCAは、シルクスクリーンの製版サービスやオリジナルキットの開発のほか、シルクスクリーンの作業場を全国に拡げるプロジェクトを行っています。『JAMLAB』ではリソグラフやシルクスクリーンを使った実験や遊び方を紹介しています。

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