今夏発売に向け着々と準備がすすんでおります、JAMオリジナル小型製版機「handerude」。

我々にとってもまだまだ未知な部分が多い存在。

そこで今回のラボは、handerudeで製版した版でモケモケやもこもこインクなどの特殊インクは使えるのか!を検証していきたいと思います。

特殊インクが使えれば作れる作品の幅はグッッと広がること間違いなし!

それでは早速検証スタート!

通常インク(グラデーション・マーブル・ツヤプリ)

と言いつつ、まずは通常インクで刷ってみました!
普通の印刷では記事映えがしないかなと思い、グラデーションとマーブルでいざチャレンジッ!

グラデーションも可愛くできたのですが、マーブルの方が同系色を選んだ分、雰囲気が出てめちゃ可愛い仕上がりに!!

続けてツヤプリパウダーも使っていきます。

使い方をちゃちゃっとおさらいすると…

ツヤプリパウダーを全体に振りかけ、余分なパウダーを落とす。

ツヤプリパウダーが透明になるまでエンボスヒーターを当てる!

画面越しでもわかるツヤツヤ

こちらは布地には出来ないので、紙に刷っています!

夏っぽい爽やかな色のラムネにツヤプリをしたのでみずみずしい印象になりました!!

もこもこ・モケモケインク

続いては、本題の特殊インクであるもこもこインクです!

こちらは問題なく綺麗なもこもこが刷れました◎

文字の白抜きも潰れず無事です!

次はモケモケミックスの黄色です。

こちらも綺麗なのですが、今回はもこもこインクよりもモケモケの方が膨らんだので白抜き部分は少し潰れてしまいました・・・

モケモケを使うときは、繊細過ぎるデザインは避けた方が良いかもしれません。

続いては、箔です!

やり方ですが、ホットバインダーと言うのりを刷った後、アイロンで箔フィルムを一緒にプレスすることで箔を貼り付けます。

ホットバインダーを刷るときに上手くいかないと箔がまばらに付いてしまうのですが、バッチリ良い感じに出来ました!

フロックシート

ラストは、フロックシート!

このフロックシートも箔とやり方は同じなのですが、アイロンを当てれば当てるほどよくくっつくので、綺麗に仕上げるには念入りにアイロンを当てるのがコツです!

今回は全体的に薄くなってしまいましたが、ホットバインダー自体は刷れています。

フロックシートを使うときはベタ多めのデザインがオススメかもしれません。

まとめ

・handerudeの版もこれまでとほとんど遜色なく全ての特殊インクを使用可能

・モケモケやもこもこなどの発泡インク、フロックシートなどの、もともと繊細なデザインが苦手なインクや印刷方法は要注意!

特殊インクはデザインによって、仕上がりが異なるので実験的になることが多いもの。handerudeがあれば製版がより手軽だから実験もカンタンに!
handerudeを手にした際はぜひいろんな印刷を試してみてくださいね~

★おまけ

ついでに四色分解もチャレンジしてみました~!

蛍光色三色とネイビーで刷ってみたのですが、ポップな感じにネイビーが締め色になっていて、全体的にまとまりが出せました!

派手にしたいけど、ごちゃつくのは嫌だな~という方にオススメの色の選び方です◎

今回使用したもの

もこもこインク
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モケモケミックス
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ホットバインダー
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箔フィルム
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フロックシート
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ツヤプリパウダー
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SURIMACCAは、シルクスクリーンの製版サービスやオリジナルキットの開発のほか、シルクスクリーンの作業場を全国に拡げるプロジェクトを行っています。『JAMLAB』ではリソグラフやシルクスクリーンを使った実験や遊び方を紹介しています。

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