シルクスクリーン、せっかくなら綺麗に刷りたい!
刷るときに気をつけたいことももちろんありますが、その前に…原稿を作る過程から要注意⚠️なことがあります!
それは、「画像解像度」!
画像解像度は、画像の密度を表す数字のことで、画像のきめ細かさを表します。数値が高いほど綺麗に見えるデータということ。反対に、数値が低いと粗いデータになります。
画像データを刷るときは、画像解像度の数値によって仕上がりがかなり変わるということ。いったい、どれくらい変わってしまうのか実験したいと思います!
画像解像度の設定は、Photoshopだと「イメージ」から確認することができます。入稿するときは、原寸サイズで300dpiに設定しましょう!
画像解像度の数値ごとにイラストを比較してみると、こんな感じになります。
数値の低い左側のほうが、右側に比べてぼやっとした輪郭にみえますね。
50dpiのイラストを拡大してみると…
ガビガビだー!!!!!滑らかさのかけらもないです…。そして、真っ黒ではなくグレーがかっている箇所がありますね。
このグレーの箇所は綺麗に製版できません!
⚠️製版時に、網点(ドット)になってしまいます⚠️
では、実際に刷ってみます!まずは300dpiから。
はい、綺麗!ほとんどデータ通りに刷ることができました!
では続いて、100dpiだとどうでしょう。
輪郭がギザギザに…。データがグレーになっていた箇所、少しドットが出ていますね。特にテキストのフォントはすでにボロボロ…
最後!50dpiがこちらです↓
うわあ~!これはもはや違うデザインのようになってしまいました。ガビガビです。文字の部分は別のフォントのよう…。
拡大してみると、めちゃくちゃドットの主張が強いです…。
左 300dpi/右 50dpi で見比べるとこうなります。比較するとこんなに違う!
画像データを入稿するときは原寸サイズで300dpiに!
ちなみに、入稿はai/psd/pdf/jpgデータもしくは紙原稿でお願いします。
いちばん綺麗なのは、ai形式のパスデータですよ~
ご自宅で紙原稿をスキャンする!という方も、その際は高解像でお願いしますね!
画像解像度をマスターして、楽しくシルクスクリーンで遊びましょう◎
SURIMACCAは、シルクスクリーンの製版サービスやオリジナルキットの開発のほか、シルクスクリーンの作業場を全国に拡げるプロジェクトを行っています。『JAMLAB』ではリソグラフやシルクスクリーンを使った実験や遊び方を紹介しています。
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