JAMLABを読んでらっしゃる中には、SURIMACCAを利用したことがあるよ!という方が多くいらっしゃることと思いますが、皆様【モケモケミックス】を使ったことはございますでしょうか。


SURIMACCAインクとモケモケミックスを2:1の割合で混ぜて印刷した後、
アイロンで熱を加えると膨らみ、モケモケとした何とも言えない仕上りとなる特殊インクでございます。

今回はタイトルの通りモケモケミックスの重ね刷りということで、この膨らみに注目しモケモケ1色刷りだけでなくその上から重ね刷りしたとき膨らみで段差が作れるのか、全体的な仕上がりがどうなるのかを色んなパターンで実験してみます!


・大きい青い丸(以下、大)
・小さい黄色い丸(以下、小)

上記の図案で製版し、JAMで販売もしている「ぶあつい紙」のポストカードを使って印刷していきたいと思います。
ポストカードは白黒2色。

※モケモケミックスは熱処理が必要なので紙や綿などアイロンが利用可能な素材で印刷しましょう。

①【大】→【アイロン】→【小】→【アイロン】

まずは一度刷って膨らませて、上から刷ってまた膨らませて、というパターン。
正直これが一番理想的に重ねた部分に段差ができるのではないでしょうか。

写真では伝わりづらいですが、仕上りは予想通り大の上に小を乗せることで少し段差ができました。
ただ指を這わせてやっと膨らみが分かるレベル。

②【大】→【乾燥のみ】→【小】→→【まとめてアイロン】

大を膨らませる前に小を刷って一緒に膨らませるパターン。
これはまぁ大と小の段差が分からないくらいの平らな仕上がりになるだろうと予想し、
①との対比のつもりで設けたものだったのですが・・・

①よりも小が盛り上がってる!!!!
目視で2段になってるのが分かる!!

①と②を並べると差が分かりやすいですね。

早速出ばなをくじかれるように予想が外れました。

③【小】→【乾燥のみ】→【大】→【まとめてアイロン】

これは先に刷って膨らませた小の上から大を覆うように刷って膨らませても重なってる部分に厚みが出るのかという点と、
モケモケは熱処理をすると色が白っぽくなるので下の小がどれくらいの透け感で目視できるのかという点での検証。
②の仕上がりを鑑みるに最後にアイロンで熱処理をした方が膨らみそう。

予想通りの視認性。黒地の方も薄っすら見えるレベル。
膨らみとしては①と同じくらいで指を這わせてやっとわかる程度。
大が被さってる分、境目が押さえつけられ膨らみ切らなかったといったイメージでしょうか。

④【小】→【アイロン】→【大】→【アイロン】

期待は薄いものの、念のため①と同じように刷って膨らませて、上から刷って膨らませてパターンも実践。

何と・・・ここでも予想外のことが・・・

上に刷った大の、小からはみ出た外側部分の方が中央の重なってる部分より膨らんでるではありませんか・・・

では通常色との重ね刷りはどうなるのか!

⑤【モケモケ】→【アイロン】→【通常色】

上に重ねるのが通常色なので膨らみによる段差は期待できませんが、
質感がどのようなものになるのか、に着目し検証していきます。

予想通り、モケモケの毛羽立った中に通常色が染みこみ通常色の上からもモケモケの質感が触って感じ取れる結果となりました。
滲み等もなく綺麗に刷れました。

⑥【モケモケ】→【乾燥のみ】→【通常色】→【アイロン】

こちらも最後にまとめてアイロン作戦です。
⑤とあまり変わらない結果を予想してましたが・・・

通常色部分のモケモケ感が⑤より強い・・・
そして弱いながらも微かに盛り上がってる・・・

まとめ

①~④ モケモケミックスの実験

・1色目を印刷→ドライヤーで乾燥のみ→2色目を印刷→アイロンで熱処理が最も段差ができるくらいには膨らむ

・熱処理で白っぽくなっても1色目はある程度透けて見える

⑤~⑥ モケモケミックスと通常色の組み合わせ

・モケモケを膨らませてから通常色を刷っても、通常色を刷っても全体的なモケモケ感は損なわれない。

・モケモケ同士でもモケモケ+通常色でも、重ね刷りの際アイロンは最後にまとめてかけるのがオススメ!

もちろん今回はポストカードに印刷しての実験だったので、
布素材に印刷すれば異なる結果となるかもしれません。
あくまでも一例となるので、当該記事はモケモケ重ね刷りの仕上がりを保証するものではございませんので予めご了承くださいませ。

皆様も様々なパターンでモケモケミックスを使って遊んでみてください!

今回実験で使ったもの

モケモケミックス
¥880-(税込)
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SURIMACCAインク
¥660~(税込)
商品を見る

SURIMACCAは、シルクスクリーンの製版サービスやオリジナルキットの開発のほか、シルクスクリーンの作業場を全国に拡げるプロジェクトを行っています。『JAMLAB』ではリソグラフやシルクスクリーンを使った実験や遊び方を紹介しています。

SURIMACCA
https://surimacca.com/
06-6485-7350(10:00~19:00)