グレーのデータを製版してみました。

よく聞く質問が「グレーのままじゃダメなんですか?」。
製版できなくないのですが、トラブルも多い。そしてデータによりけりなので私たちもわからない。というのが本当のところ。。。。なので禁断!?のグレーのトーンを実験だ!!グレーのこんなチャートを作ってみました。

 グレーがいっぱい!!注目したいのはこれ!!

では早速製版してみましょう。

チャート右側60%の濃度は問題なく製版されています。画面左側5%のところは製版の時点で、、、見えません!!穴空いてるんでしょうか?では刷ってみます。

5%→でない

20%→出た。ただしモアレしてる。
ベタの上の黒100%:◎ ベタの上の白抜き:△ 文字:☓ 線:△

40%→出た。ただしモアレしてる。(ベタ内の傷の様な線は捨てる前の版を使ったからだと思います。注文分は綺麗な版なので大丈夫なはず)
ベタの上の黒100%:○ ベタの上の白抜き:◎ 文字:△ 線:△

60%→出た。
ベタの上の黒100%:△ ベタの上の白抜き:◎ 文字:○ 線:○

80%→出た。
ベタの上の黒100%:☓ ベタの上の白抜き:◎ 文字:○ 線:○

100%→出た。
ベタの上の黒100%:☓ ベタの上の白抜き:◎ 文字:◎ 線:◎

意外です。意外と20%、40%の薄ベタがでました。

ちょっと力を入れ過ぎたようなので少しインクの運ぶ量を減らして力を抜いてやってみます。

あああ〜インク少なすぎた。。。力抜き過ぎた。今度はもう少し力を入れて

う〜ん今度はインクがたっぷりすぎる。。。40%〜60%の部分刷る力によって全然仕上がりが違って難しいです。
黒の載せも見えたりみえなかったり。。。
何かグッズを作る予定だと刷り損じが沢山出そうですね。

まとめ

グレーのトーンはシルクスクリーンサービスで製版できます。ただし濃度によってはでない、刷る力によって仕上がりが違う!!という事がわかりました。そしてデータ通りに刷り上がるかと言ったら少し離れてしまいます。個人の作品などには向いていますが、グッズ制作など大量に印刷しなければならないものはグレーを使わない方がよさそうです。初めての方は黒100%の方が安心して作業できると思います。

SURIMACCAは、シルクスクリーンの製版サービスやオリジナルキットの開発のほか、シルクスクリーンの作業場を全国に拡げるプロジェクトを行っています。『JAMLAB』ではリソグラフやシルクスクリーンを使った実験や遊び方を紹介しています。

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