柄をリピートして刷りたい! そんな時におすすめの印のつけ方を実践してみました~ たくさんある中の1つの方法として見ていただければと思います。 今日は手ぬぐいに、Mサイズの図案を5回リピートして刷っていこうと思います!

リピートの設計図をつくる

印をつけるために印をつける位置を計測します。 ・てぬぐいの端から図案のはじめまでの長さ(今回24mm)
・図案のはじめから隣に刷る図案のはじめまでの長さ(今回189mm)Illustratorなどを使って、
原寸大で配置してみると簡単に距離を出すことができます。
図案の左端と右端を合わせた時にうまくリピートするように図案を考えるのもポイントです!

素材に印をつける

設計図をもとに、マスキングテープやチャコペンなどで素材に印をつけていきます。
マスキングテープの場合、右端か左端のどちらで合わせたか間違えないように注意してください!
まず刷り始めの距離(今回24mm)を測ってマスキング、
そこから順に図案のはじめから隣の図案のはじめまで(今回189mm) を測ってマスキングしていきます。
今回は5か所にマスキングできたら準備完了です!

位置を合わせて台(机)に印をつける

ホルダーや、刷り台を使って版を固定します。 固定して版に合わせて、位置合わせをします。 今回は左端からリピートするので、 手ぬぐいに印をつけた一つ目のマスキングテープの直線状に、 図案の最初が合わさるイメージで位置合わせを見ていきます。

位置があったら、上の写真のように手ぬぐいの下のラインに沿うように マスキングテープを貼ります。
それからその上に、素材に貼ったマスキングテープの位置に 油性ペンで印を書いておきます。←重要!

刷っていきます!

それでは印に合わせて素材をずらしながら、刷っていきます!
下の画像の順番で、隣の場所を避けつつ刷り進めます。

123が刷れた状態はこんな感じです! この状態でドライヤーで乾燥させましょう。
固定してある版は、外さずに置いておきます。 目詰まりが気になる場合は、版の裏側からウエスで掃除しておきましょう。

乾燥させたら、4と5を刷って間を埋めていきます。
版は固定したままになっているので、先ほどつけたマスキングテープの 印を見て素材を置きます。

完成です!

あれ!2色刷り?! 楽しくなって、主線の上からネオンイエローを刷ってみました~
ネオンイエローは透過性があるので主線の邪魔もせず、 さらに位置合わせがしやすいのです!
みなさんもよかったらリピート柄に挑戦してみてくださいね~

今回の実験で使ったもの

SURIMACCAインク(ブラック)
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SURIMACCAインク(ネオンイエロー)
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SURIMACCAは、シルクスクリーンの製版サービスやオリジナルキットの開発のほか、シルクスクリーンの作業場を全国に拡げるプロジェクトを行っています。『JAMLAB』ではリソグラフやシルクスクリーンを使った実験や遊び方を紹介しています。

SURIMACCA
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