印刷物のデザインのアクセントになる写真!
ですが、レトロ印刷の線数は100線と粗め。
また「色ムラ」や「かすれ」が起こるので
写真の再現性は低くなってします。
だったら!逆にその粗さを生かして
ひと味違う写真印刷を楽しんじゃえばいいじゃん!!
ということで、色々写真を印刷してみました~!
こちらが元画像。
この写真をグレースケール化して、
黒インクで刷ったらこんな感じ。
色々細かい所は潰れたり見えなくなったりしちゃってるけれど
すごく味わい深い感じになりました!カッコイイ!
じゃあお次はコチラ!
これは写真をphotoshopで4色分解して、
C=水 M=蛍光ピンク Y=黄 K=黒 とインクを置き換えて4色で刷ったもの。
元画像と見比べると、少しくすんでいるようにも見えるし
色味も違うし、版ズレ起きてるし…。
でも綺麗なフルカラーとはひと味ちがう、
レトロな味わいがでるんです!
次は、4色ではなく2色に色数を減らしたもの!
元画像と見比べると、結構色味が違う!けれどなんかいい…!
これはさっきの4色分解のC版とM版のみを使って、水と蛍光ピンクで刷ったものです。
2色でも案外それっぽくなるものですね~。
これも4色版のうち、2版を使ったもの。
K版とM版を使って、黒と蛍光オレンジに当てはめて刷ってみました。
なんだか暖かくて懐かしい感じがします!
これは4色分解ではないけれど、4色刷りをしたものです。
写真をグレースケール化して、ポイントに手作業で色を入れました。
普通の写真より、ポイントで入れた色が鮮やかに見えて目を惹きます~~
このとき、写真はコントラストをはっきりさせておくと、よりイイですよ◎
こちらは、蛍光色でばかり刷った4色分解の写真。
C=蛍光グリーン M=蛍光ピンク Y=蛍光イエロー K=黒
全体的に薄くなった感じもしますが、いつもの製本用ミシンがポップでエレクトロニックに見えます~!
こちらは黒以外の3色刷り。
水色版だけを「スクリーンハーフトーン」で粗い網点にしてみました!
この点々がアクセントになって、ちょっぴりレトロ、ちょっぴりアメリカン!
写真ひとつを印刷するのでも
いろんなデータの作り方があり、いろんな見え方があります。
今回は個人的に好きなインクの組み合わせでやってますが、
JAMには32色のインクがあります。
組み合わせでまた全然違う写真の仕上がりになるので、
「この部分の写真、何かヒトアジ加えたいな」というときは
色々試してみてください!
↓以下色々やってみた写真。
レトロ印刷は、リソグラフ(デジタル孔版印刷機)での印刷を専門とする印刷所です。『印刷のタネ』ではレトロ印刷の入稿のコツや使い方を、『JAMLAB』ではリソグラフやシルクスクリーンを使った実験や遊び方を紹介しています。
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