
靴下にSURIMACCA!小さい素材に刷る時のポイントをご紹介します
WEBSHOPに最近登場したくつした!せっかく自分で作るんだから、ちょっと変わった位置にシルクスクリーンをしてみよう!ということで出来たのがこちら。

(かかと側に刷ったつもりが間違えて前側に…)
くつした、小さいから簡単&刷りやすそうですよね!ところがどっこい、必ず押さえてもらいたいポイントがあるのです。まずは基本の注意点から。
下の図をご覧ください。シルクスクリーンで気を付けてもらいたいのが、『版と素材との距離』。浮かしパーツは適切な距離を保つためのパーツなんです。(※刷り方にもよりますので、浮かしパーツを付けた状態で浮きが大きくなる場合は適宜外してください。)

続いては良くない例。


なぜよくないの?と聞かれると、色々な要因があるのですが…やはり一番は「インクがキレイに落ちない!」ということでしょうか。
また、失敗の要因も沢山ありますので、(刷る際の力の入れ具合や素材の凹凸などなど…)このポイントさえ押さえておけば大丈夫!というわけではありません・・・お気をつけください。
次に、くつしたのような小さい素材に刷りたい場合の注意点を図にしてみました。

フレームより素材が小さいと、浮かしパーツを付けていても版と素材が接してしまうのがわかるでしょうか?(素材が版を押し上げるような形になります)
そういう時は、素材との距離を保つために素材とフレームの両方の高さを調整してください。

今回のくつしたの作業中の様子です。厚さ3mm程度の薄い板を重ねて台にし、靴下の中にも1枚いれて高さを合わせています。高さを調節する時は、生地の厚みも考慮するのをお忘れなく!
以上、くつしたに刷る際の注意点でした。
その他に気を付けていただきたい点はというと、靴下のような伸縮性のある生地(リブ素材)は蛇腹状になっています。ですので、刷った後にうにょーんとめいっぱい生地を伸ばすと…

こんな風に絵が割れて見えてしまいます。リブ素材の場合はどうしても避けられませんので、自分で好きな場所に刷れるけど、こういった特徴もあるということで覚えておいてください!以上、JAM LABでした~!
今回実験で使ったもの
くつした
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SURIMACCAインク(コーラル)
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SURIMACCAインク(ミント)
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SURIMACCAは、シルクスクリーンの製版サービスやオリジナルキットの開発のほか、シルクスクリーンの作業場を全国に拡げるプロジェクトを行っています。『JAMLAB』ではリソグラフやシルクスクリーンを使った実験や遊び方を紹介しています。
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