グラデーションをうまくつかいたい
表題のグラデーションについて。レトロ印刷は製版の性質上、グラデーションが苦手です。厳密にいうと、0%に向かう消えゆく部分が苦手なのです。濃度3~5%のあたりで印刷がパキっと割れてしまうのです。
双方向からグラデーションで混ぜた場合、こうなってしまいます。
両端が違和感…そんなときは、グラデーションの端を0%ではなく5%にするのがオススメ!少しだけ濃度を入れてあげると、割れずに最後までグラデーションが続きます!
端まで違和感なくできた!
にごり紙墨に蛍光色でカラフルに花火を刷ってみました!様々な色が混ざる花火もグラデーションで雰囲気がでます◎端まで濃度をいれるのを忘れず!
…でも、デザイン上消えゆくグラデーションがしたいんです。端は全く濃度を入れたくないんです。そんなときありますよね。例えば「ぼかし」の効果を使いたい時。こうなったら最終手段です。
トーンのように点でデータを作ってしまいましょう!「ハーフトーン」という効果を使うと便利ですよ。普通のぼかしより、違和感が少ない!
なんとなく、ふんわりした!ドットになるので、ちょっとアメコミみたいな雰囲気もできますね!わざと荒めのトーンにしとくのもいいかも!
グラデーションのうまい使い方がわかると、混色がどんどん楽しくなってきますね!2色グラデの混色に飽きたら、3色・4色と多色グラデなんていうのもいいかも~。興味があれば是非チャレンジしてみてください◎
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レトロ印刷は、リソグラフ(デジタル孔版印刷機)での印刷を専門とする印刷所です。『印刷のタネ』ではレトロ印刷の入稿のコツや使い方を、『JAMLAB』ではリソグラフやシルクスクリーンを使った実験や遊び方を紹介しています。
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