8月27日から9月1日まで開催中のトテチテ工房さんによる『トテチテ工房のイラスト展』。生き物や人物をはじめ、抽象的な図形の緻密なペン画がずらりと並びます。今回の展示や制作について、お話を伺いました。
-自己紹介と普段の活動を教えてください。
トテチテ工房です。2019年よりペン画制作をメインに活動を始めました。木彫や木工も好きです。
-ペンによるドローイングをはじめられたきっかけなどはございますか?
小学校のときから絵を描くことが好きで将来の夢のひとつに「漫画家」がありました。今考えると漫画を描きたかったわけではなく、絵を描く職業をそれくらいしか知らなかったからなのですが、ペンで描くことを始めたのは漫画の影響かなぁと思っています。その後、高校でデザイン美術コースを専攻し、「作品をつくる」ということを意識しはじめたときにも自然とペンを選んで描くことがありました。
-本展のテーマやコンセプトをお聞かせください。
本展はトテチテ工房の自己紹介でもあり、活動記録のようなものです。SNSで公開している作品が多いですが、生で見たときの大きさや筆跡やテクスチャなどを感じていただけたらといいなぁと思います。
-作品を描かれるプロセスについて教えてください。
作品によっても変わりますが、何を描くかを決めて、それからいくつかのイメージを持ちながら描いていきます。イメージはとても流動的で、変わって良いと思って描いています。
-作品を拝見しているとミクロとマクロの世界を行き来する感覚があります。
また、モチーフとして生物を多数選ばれておりますが、制作される際のインスピレーションはどこから得られるのでしょうか?
ミクロとマクロと表現していただけて、なるほどと思いました。
もともと一方的な見方や考え方が苦手なので、絵の中に多角的だったり複数のイメージを描くことは意識することが多いです。
モチーフをそのまま描くというよりも感じたことや見えない情報も含めて描くことが多く、それがそのものや見ることに近づくのではないかと思っています。
-初めての個展を開催するにあたり、なにか気づきや発見はございましたか?
もっと作品をつくらなければと思いました!
-最後に、今後の予定や目標もぜひお聞かせください。
もっと作品をつくります!
トテチテ工房
2019年よりトテチテ工房として活動を開始。現在はペン画をメインに制作しています。たまに木彫や木工も。