実家の掃除をしていた際に、小学校の思い出が発掘されたので、どうにかこれを思い出として残すことはできないかと思いシルクスクリーンで刷ってみることにしました。

約15年前に描いたものとなりますが、シルクスクリーンで刷ることは可能なのでしょうか。

■今回シルクスクリーンで刷りたい原稿

我ながら、長所が素敵で笑っちゃいました。

データ処理

今回は、実物が手元になかったため事前に撮影しておいた画像からデータを作成してみました。シルクスクリーンの原稿データは白色と黒色で作成する必要があるため、Photoshopという画像編集ソフトを用いて処理を行っていきます。

ところどころ鉛筆で消したような跡があるので、『レベル補正』という機能を使って薄い線を飛ばしていきます。
(うっすらと残ってしまった消しゴムの跡は“ご愛嬌”です)

必要な線が消えてしまわないよううまく残しながら調整して、データの完成です。
今回はMサイズ(200×290㎜)の製版で、120メッシュで版を出力していきます。
※細い線がある場合などは120メッシュを推奨しております。

製版に関しては、下記にて詳しく記載してありますので参考にしてください!


刷ってみる

使用する道具


使用するインク

上:ブラウン 下:ネオンピンク


\ 使用する道具が揃ったところで、さっそく刷っていきます! /

今回は、版をすでに張っている状態でのスタートですがURLより【版の張り方】をご覧いただけます。⇒ HOW TO -版の張り方-


果たして・・・・!

かなりいい感じに刷ることができました。
拡大してみてみます。

↑インクがかすれてしまったものの、しっかり字が読めるくらいには発色しました。

↑消しゴムで消し切れてなかったパンツかスカートか分からない部分もしっかり印刷されました。今回の作品でミソとなる部分です。
もうひとつ、『ふゆをみつけたよ』の文字の太さが細かったので、若干心配していたのですがうまく刷ることができました。

まとめ


こんな方におススメです!

■絵などの作品を片づけたいけどなんだかもったいない方
■お子さんがかいた絵を紙以外のもので保存しておきたい方
■ずっと作品を残してくれている親へのプレゼントに

お子さんがかいた絵は、とても味があって大切に残しておきたくなりますよね。
そんなときは、シルクスクリーンの版を作ってみませんか?
Tシャツやトートバッグなどに印刷すると愛着がわくのでおススメですよ。

絵柄をはっきりと見せたい場合はブラックやブラウン、ネイビーといった濃いインクを使用するのがおすすめです。
また、クレヨンで描いた質感などもシルクスクリーンにて演出可能です!!
再現できる幅などはスタッフに相談してください。

ご自身でお気に入りの原稿をつくってシルクスクリーンにトライしてみましょう~!


今回使用した道具

SURIMACCAセット
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SURIMACCAインク
ネオンピンク
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SURIMACCAインク
ブラウン
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ショルダートート
ナチュラル
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厚手コットントート
ナチュラル
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SURIMACCAは、シルクスクリーンの製版サービスやオリジナルキットの開発のほか、シルクスクリーンの作業場を全国に拡げるプロジェクトを行っています。『JAMLAB』ではリソグラフやシルクスクリーンを使った実験や遊び方を紹介しています。

SURIMACCA
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