JAMとターナー色彩さんの共同開発でうまれた『SURIMACCAインク』。
目詰まりがしにくく、ポリエステルにも刷れちゃう優れものですが、 インクによっては、黒地などに印刷する際発色が弱い場合が、、、
今回は黒地に特に発色が弱い『UMI』に、黒地に発色が強い『ホワイト (KOTTERI)』をまぜるとどれくらい発色に変化が出るのか実験してみました。

今回実験を行うのは4色。 UMI 100%のものと、ホワイトにそれぞれUMIを約70%、約50%約30%をまぜたもので実験します。(%は目安になります)
使用するホワイトは通常インクよりも固いインクとなるので、版は『70メッシュ』のものを使用します。
それでは早速インクを作っていきます。

作ったものがこちら

こんな感じです。これだとちょっと間の色見が分かりづらいので白い紙にインクをおいてみます。

左から UMI 100%、約70%、約50%、約30%です。

それでは黒地にそれぞれ印刷してみましょう。

刷り刷り…

ちなみに今回のモチーフは犬張り子です。かわいいです。 そして余談ですが、モチーフとモチーフの間をつめすぎると、上のようにインクが重なって印刷しづらい場合がありますので、 しっかり間をあけることをおすすめします。(ちょっと刷りづらかったなぁ) 余談はさておき早速見てみましょう!どうかな~?

うわすごい見える!!!
元々の発色と比べると約70%くらいからでも発色が良いですね!
元のUMIの色と比べると約70%と約30%のものはブルーとアクアの色見に似ている気がします。
ホワイトをまぜたUMIとブルーとアクア、どっちが発色がいいんだろう….

ということでさらに実験!

次はホワイトまぜたUMI 約70%、約30%のものと、ブルーとアクアの発色
実験です。

色見の違いはこんな感じです。 左から UMI約70%、ブルー、UMI約30%、アクアの順番です。 色を並べるとややホワイト×UMIの方が明るい気がします。 結果はこちら

ホワイト×UMIは黒地の影響を受けてないのに対して、ブルー、アクアは黒地の影響を受けて若干透け感がある印象です。
色がついた素材にしっかりと発色させたい方はホワイトを他インクにまぜて使用するのもひとつの手かもしてませんね◎

今回の実験で使ったもの

SURIMACCAインク(ホワイト)
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SURIMACCAインク(UMI)
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SURIMACCAは、シルクスクリーンの製版サービスやオリジナルキットの開発のほか、シルクスクリーンの作業場を全国に拡げるプロジェクトを行っています。『JAMLAB』ではリソグラフやシルクスクリーンを使った実験や遊び方を紹介しています。

SURIMACCA
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