今回の実験は「木の素材にモケモケインクを刷ったらどうなるの?綺麗に膨らむのかしら?」というふとした疑問から始まりました!
モケモケの木…果たしてどうなるのでしょうか??

準備しよう

木とモケモケインクで何を作ろう…そうだ!海苔巻きを作ろう!
なんとなくです。大きなモケモケの海苔巻きができたら嬉しいなあ、ただそれだけの気持ちから決定しました。ということで、こちらのデザインを用意しました。



具材は左からかんぴょう、きゅうり、まぐろ、玉子です。
今回は立方体の木に刷るので、正方形で海苔と米のデータを作りました。

次にインクの準備です。
SURIMACCAインクとモケモケミックスを混ぜて作ります。混ぜる比率にご注意を。2(インク):1(モケモケミックス)

モケモケミックスはこちら

お待たせしました。それでは、これから一面ずつ刷っていきます。
上手に刷れるのかしら。

刷ってみよう

魔法陣みたい
手で押さえながら…

海苔を巻く

まずは海苔から刷っていきます。
今回使う木は厚みがあるので刷り台は使えません。木には木を!ということで、四つ角に木のブロックを配置して、簡易的な刷り台を作りました。

片手で押さえながら1回刷りで進めていきます。一面刷ったらドライヤーで乾かす。これを4回繰り返します。木が平らではないので最初はコツをつかむのが難しかったですが、四面刷り終わる頃には上達していました。

具材を入れる

KOTTERIホワイト
青レモン・パン・イエロー
まぐろはTAIWAN・乾かされる海苔巻き

海苔と同じ方法で具材をドドドンと残り二面分、刷り終えました。
でかい。でかい海苔巻きが誕生しましたね。
これで完成!と言いたいところですが、ここからが本番です。皆さん海苔巻きに気を取られて忘れているかもしれませんが、今回は「モケモケの木を作る」実験ですよ~!

モケモケにしよう

さっそくアイロンを当ててインクを膨らませていきたいところですが、うまく膨らむか不安なので、テスト用に大きなきゅうりを用意しました。実験結果はこちらです。

モケモケのきゅうり

①アイロン高
あて布の上から温度を高に設定したアイロンで膨らませたものです。白っぽく見える部分がモケモケに膨らんでいます。素材自体が平らではないので、アイロンの接地面にばらつきがあり、膨らみにムラができました。

②エンボスヒーター
こちらは手でヒーターを当てていくので、全体を膨らますことができました。が、アイロンのように均一に圧をかけられず「膨らむ度合い」にムラができてしまいました。

③アイロン+エンボスヒーター
上記を踏まえて、2つの方法を掛け合わせてみました。アイロンを使ってできるだけ均一に膨らませた後、膨らみが足りない部分にエンボスヒーターを当てます。どうでしょう、比較的綺麗な仕上がりになったのではないでしょうか。

ということで、③の方法で海苔巻きをモケモケにしていきたいと思います!

【注意点】
今回は実験ということで試してみましたが、膨らませすぎるとモケモケが剝がれやすくなるので、エンボスヒーターのみでモケモケに膨らませることは基本的に推奨していません。

いざ!モケモケの海苔巻き!

あて布は忘れずに
火傷にご注意を

どうでしょう。つやっとした質感から、白っぽくモケモケになってまいりました。
そして完成したものがこちら!!

モケモケだ~~!!でも、ちょっと、気持ち悪い…かもしれません。白カビっぽくなったように感じるのは私だけでしょうか…?エンボスヒーターを当てているときに、こんな音が聞こえました。「メキメキメキ…」気持ち悪いーーー!音を立てながら膨らむ様子も相まって、自分で白カビを生やしているみたいでした。やだやだ。

何はともあれ、木の素材にモケモケインクは 膨らみます!!!
皆さんも是非、モケモケの木を作ってみてくださいね。

※食べ物のデザインはおすすめしません!実物はもっと白カビです!

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モケモケミックスであそぶ



今回使用した道具

モケモケミックス
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SURIMACCAインク
パン
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SURIMACCAインク
TAIWAN
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エンボスヒーター
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SURIMACCAは、シルクスクリーンの製版サービスやオリジナルキットの開発のほか、シルクスクリーンの作業場を全国に拡げるプロジェクトを行っています。『JAMLAB』ではリソグラフやシルクスクリーンを使った実験や遊び方を紹介しています。

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